本当の意味で「起業」した瞬間。

創業時に社内で話していたことのなかに、

「ウェブ制作で仕事をとってきて売上を立てるのは、今(前職で)やっていることなので、当然のようにできる。なので、新規事業を作って売上を立てたときに、はじめて『起業した』という感覚になるんじゃないか」

という考え方がありました。

当時はまだまだ本当にウェブ制作だけで売上を立てていけるか分からないような状態だったので、ほとんど「強がり」と言われてもおかしくない状況だったのですが、まあ、そんなことを言っていました。

なにを隠そう、「だいやめキッチン」のことです。

連日、このことばかり書いてしまってすみません…。このだいやめキッチンで展開している宅配サービス「宅配だいやめキッチン」の申込みが入る度に、上記のことを思い浮かべます。「なんか、やっといま『起業した』感じがあるな」、と。

このことについては、今年の4月でもこのブログで「既に持っているスキルセット以外の領域でお金を稼ぐ」というエントリで似たようなことを書いていますね。

このように弊社では、自社事業でも受託事業でも、「既存のスキルセット以外の領域に挑戦できるか?」というのところを大切な指標としています。

そしてお互いの事業の未来を緩やかに見据え、コネクティングドッツ的に良質な相互作用をもたらすような仕事の作り方をしています。

同じ時間の中で、事業内容として「もっとよくばる」を実現するために、心がけています。

だからこそ、とにかくその1件1件が尊い。ウェブ制作で稼ぐ10,000円と、新規事業で発生する10,000円の売上は、額は同じなのですが、重みが全然違う。そう、「重い」んです。

「自社事業ばかり優先して、受託は軽視するのか?」と言われてしまいそうですが、決してそうではありません。そもそも受託で売上を立てていかないと、エンジンが止まってしまうので、それは必要なこと。

ただ、全く別の感覚が得られる、ということだけは事実です。

おそらく、「自社事業」と「受託事業」を両輪で回している会社の方なら共感してもらえるんじゃないかと思います。

今後はより一層、どちらも高速で回していかなければなりません。改めて身の引き締まる思いです。

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