『日本でいちばん大切にしたい会社』を読んで。

しばらく前から気になっていた本、『日本でいちばん大切にしたい会社』を読みました。

この本は、数多くの中小企業や商工会議所を見てきた著者・坂本光司さんという方が、「この会社はぜひ多くの方に知ってもらいたい!」と思うような日本の企業を紹介している本です。

いまでは名も知れて有名になった日本理化学工業や伊那食品工業、杉山フルーツといった業績も残しつつ、かつ社会や地域に非常にインパクトのある経営を行っている素晴らしい会社を紹介しています。

こうした企業の紹介本や、優れた経営を行っている企業についての記事や本をいくつか読むと分かるのが、企業の文化や背景、持っている価値観といった部分は本当にバラバラであるということです。

ある企業は「とにかく規模を大きくし、利益を最大化させないといけない」といい、一方である企業は「規模はどうでもいい。自分たちの手の届く範囲で、素晴らしいものをお客様に届けたい」といいます。継続さえしていれば、どちらも正しいわけです。どんなに小さい割合でも、利益を大きくし続けばそれこそがまさに正義であり、優良企業の証なのだと思います。

そんな多種多様な会社の在り方やエピソードを見てしまうと、やはり僕含め多くは「よし、こういう会社にしよう!」「おなじ方針でいこう!」と思ってしまうものです。けれど、それはいったん立ち止まって考えた方がいいと思います。

僕は以前、新卒として会社に入社して働いていた当時、働く前にいろんな人の「働き方」に対する考え方をインプットしすぎてしまい、「これが自分の求める道だ!」と、たいして経験もしていないのに決めつけすぎてしまうという失敗をしてしまったことがあります。その結果、少しでもその道から外れると「こんなのは違う」と、認めようともせず、自分以外の周りにその原因を求めたり、本来いちばん重要である任された仕事を楽しんで全うするということを疎かにしてしまっていました。

そのとき学んだのは、「結局、他人の考え方は他人のものなので、まずは自分で思う通りにやってみて、そこで得た実感を元に考える」ということ。要は、自分の考え方、スタンスを最所は大事にして、それを基準に考えるということです。

なんでもかんでも、他人の意見や価値観、経験などの先入観を持つのではなく、それらはあくまで参考程度にし、自分自身で仮説を立て、検証していくことが一番大事なんだなと、思います。

この本で紹介されていた会社はもちろんどれも素晴らしい会社ですし、学ぶところは多いにあります。実際に取り入れたいと思ったところもいくつかあります。けれど、それが全てではなく自分たちは自分たちのペースや価値観があるはずなので、最優先すべきはそこだなと、再確認しました。

 

…とはいえ、本当にちょっとうるっときてしまうくらいいい会社の紹介が多いので、この本は全力でオススメしたいと思います。

 
 

 

 

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