弊社が業務で使っているコミュニケーションツールは、
・facebookメッセンジャー
・Slack
・メール
主にこの3つです。Web業界にいることもあり、こうしたデジタルツールを使ったコミュニケーションの比重は大きい方だと思います。チャットを使ったコミュニケーションは楽でスピーディなため、議論がどんどん進んでいく点で良いのですが、相手の顔が見えないコミュニケーションだと、議論が炎上しやすいというのを前職時代から感じています。
ちょっとした言葉のニュアンスや、ぽっと出た否定的な発言が火種となり、それに対して誰かがカッと反応し、どんどん議論がネガティブな方向に展開していってしまう。建設的な議論ができていれば勿論良いのですが、相手へのカッとなった気持ちがトリガーとなり、ただただ感情的な議論になってしまっていることも少なくありません。twitterでよく巻き起こる炎上などもその典型的な例で、やはり共通項として根源にあるのは、「相手の顔が見えない状態で否定的な発言を受けると、必要以上にムキになってしまう」という人間の機能だと思っています。
実際に、否定的なやりとりがチャット上で何度かあったときにも、あとから本人たちが直接会って話したらすんなり和解できた、という場面を今まで何度も見てきました。
このことから得た僕の教訓は、タイトルの通り「否定的なことを伝えるときは、必ず対面で伝えるようにする」ということです。ポジティブなコミュニケーションや業務連絡上のコミュニケーションであれば、もちろんチャットやメールをどんどん使って良いと思います。
ただその中で、「ん?ここはちょっと注意してあげないといけないな」と感じたことは、できるだけ直接言うようにする。相手にとって否定的なメッセージを伝えるときは、その大小に関わらず伝える側もある程度の責任と負担を持ってしかるべきだと考えるためです。
テキストメッセージという軽い手段では割が合わず、それ故に、受け取った側も否定的なニュアンスをどんどん拡大解釈してしまったり、しまいには相手への嫌悪感まで生んでしまったりしたあげく、不必要な議論の炎上をもたらすのだと思っています。
表題にあることを社内ルールにするだけで、コミュニケーションはだいぶ滑らかになると考えています。