1.2 × 1 > 0.8 × 10

ちょっと変わったタイトルになってしまいました。が、普段から感じている大事なことについて書こうと思います。まずタイトルについて簡単に説明しておくと、1.2 × 1 と 0.8 × 10 は数学上だと当然 0.8 × 10のほうが大きいけれど、仕事を通しての成長となると1.2 × 1のほうがずっと大きくなるという話です。

この数式の1.2や0.8にあたる部分は、1つの仕事に求められる自分のスキルセットだと思ってください。そして、×1 や × 10はそれらの仕事をこなした数です。つまり、自分のスキルセットをフルで使って1つの仕事をやり遂げたとき、1 × 1ということになります。

普段何も意識せずに仕事をしていると、自分のスキルセットの範囲内でできる仕事をするか、たまに頑張るときにスキルセットをめいいっぱい使う (つまり、式中の数値で言うと1) くらいだと思います。正直、このやり方だとどれだけたくさん仕事をこなしたところで成長の伸び具合は小さいです。言ってしまえば、野球選手が試合で使うよりも軽いバットでずっと素振りをしているようなものです。時間もかかるしそれなりに汗もかくので、頑張った気にはなるのですが、終わってみると自分の中に残るものはきっと小さいはずです。

スキルセットの範囲内で達成可能な仕事をたくさんこなすよりも大事なのは、今の自分が持っているスキル以上を求められる仕事に常に挑み続けることだと思っています。1の仕事で満足するのではなく、もう一踏ん張りして 1.1、1.2 を求められる仕事をする。ところが、1.2の仕事をすることって、0.8の仕事を10回するよりもずっと難しいんです。
難しい一番の理由は、怖さです。自分の能力以上を要する仕事なので、今まで通りにやるだけでは達成できない。そうすると、とにかく失敗しないようにと色んなことを先回りして進めるようになります。難関を1つ乗り越えたと思ったら、また新しい難関が表れ…、そんな感じで常に怖さと隣合わせですが、なんとか最後には達成できる。これが、個のスキルを高い角度で伸ばすための理想的な仕事のフローだと思います。

ふと読み返して、ちょっと過酷な労働環境を想起させうる文章になってしまったかな?(笑)と思ったので弁解のため補足しておくと、今回はあくまで仕事の選び方の話であって、1.2 × 1 の仕事と 0.8 × 10 の仕事をやるのでは汗をかく量は同じ(むしろ後者の方が大きい)けれども、自分を成長させてくれるのは 1.2 × 1の仕事だよ、という話です。僕たちも、現状のスキルに依存した仕事に甘んじることなく、常に1.2の能力を要する仕事を獲っていこうと普段から意識しています。

 

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