「街全体がコンパクトだよね」について。

近年、特にIT業界を主戦場とするクリエイターなどが多く移住し、「住みやすい街」として知られる街に福岡県福岡市があります。僕の知っている人でも、関東近郊から福岡へ移住した人が何人かおり、実際に街全体が盛り上がっているのを感じます。

 

そんな福岡市の良いところとして挙げられる点に、必ずと言っていいほど「街がコンパクト」というのがあります。福岡市を礼賛したり、実際に移住している人の多くがそのように評価している印象です。

 

この、「街がコンパクト」として語られる日本の地方都市としては、他に宮城県仙台市や高知県高知市などもあります。そのどれも、「住みよい街」として高い評価を受けています。

 

そこでふと、日本の首都・東京について改めて考えてみると、その異常さに驚かされます。東京は、福岡や仙台、高知など「街がコンパクト」と言われて高い評価を受けている街に比べても、圧倒的にコンパクトに仕上がっています。しかも、各主要駅ごとに生活に必要な機能は一通り抑えられいているにもかかわらず、そうした駅が都内だけでもいくつもあり、さらにそこに土地に根付いた文化が栄えています。だから、これが「日本」ではなく、「東京」が世界で3本の指に入るくらいの都市である所以なんですね。他の地方都市とくらべてみて、改めて感じる東京のすごさだなと感じました。

 

東京どこに住む? 住所格差と人生格差』なんて本も出版されているくらいですからね。2年近く住んでいると少しずつその風景が当たり前になっていきますが、こういう異常な街に住んでいるということをもっと楽しみたいなと思います。

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