2016年も終わりに近づいてきました。
去年、2015年に出会ったナイスなアイデア作品記録というブログを書いたので、今年も同じ形式で書いてみようと思います。
去年も素晴らしいアイデア作品がたくさんありましたが、今年も振り返ってみるとたくさんありました。それでは、どうぞ!
テクノロジー系
#1 Quick, Draw!
[blogcard url=”https://quickdraw.withgoogle.com/”]
Google社が開発したAIを使ったコンテンツ。あるお題がプレイヤーに対して与えられるので、お題を知らないAIでも正しくわかるようにその絵を描いてみましょうという簡単なゲームです。
AIは主に人間の行為を補助するような機能を担うことが多いですが、ここではあたかももう一人の人間とコミュニケーションしているような構図になっているのが面白い!
#2 LAND LINES
[blogcard url=”https://lines.chromeexperiments.com/”]
こちらも同じくGoogleのプロジェクト。指で線をなぞると、その線形に沿った道がGoogle Earth上から探索され表示されるというものです。こうした複雑な探索をこれだけのレスポンス速度で返してくるのはさすがGoogle。操作感が気持ちよく、新鮮な体験ができます。
#3 猫追跡GPS
[blogcard url=”http://designyoutrust.com/2016/06/gps-trackers-that-show-cats-activity-during-the-night/”]
猫にGPSをつけて行動範囲をトラッキングした実験です。
隣町くらいまで歩いていくんですね。毎日の行動パターンとかも決まってるのかな?
アプリ・サービス系
#4 nine
[blogcard url=”https://getnine.co/”]
自分のinstagram上でLike数が多い9枚の写真をプロフィール材料として使うことができる恋愛マッチングアプリ。instagramの投稿はその人の外見だけでなく、趣味趣向も十分に反映されているのでその情報をもとにマッチングを行うのはとても理に適っていて、スマートなサービスだと感じました。Tinder×instagramなアイデア。
#5 WHERE -地図入り写真をつくれるカメラアプリ-
[blogcard url=”https://itunes.apple.com/us/app/where-photo-+-map-app/id1117945294?l=ja&ls=1&mt=8″]
カメラで写真を撮ると、その撮影した場所の衛星写真と一緒に合成した画像を生成してくれるアプリ。出来上がりの絵のインパクトが面白くて、よく使っています。PARTY社製。
#6 Antipersona
[blogcard url=”http://antipersona.co/”]
何十万人とフォロワー数がいる有名人のソーシャルアカウントを仮想体験できるというアプリ。投稿した瞬間、一気にリプライやいいねが来るような有名人気分を味わうことができます。フォロワーの多い人が拡散されるツイートをすると、しばらくTwitterアプリが重くて開けなくなると聞いたことがあります(笑)。
#7 GLOBAL RICHST
[blogcard url=”http://www.globalrichlist.com/”]
自分の年収が世界的に見たらどのくらいのランキングに位置しているのかを知ることができるコンテンツ。日本国内では平均的な年収だとしても、世界の中では上位1%以内に入っていたりするようです。
映像系
#8 RUN and RUN
[blogcard url=”https://vimeo.com/161487817″]
自分のスマートフォンを乗っ取られたような感覚になるミュージックビデオ。その独特でスリリングな体験から、SNS上で大きく話題になりました。これ以降、縦長サイズのミュージックビデオが多く見られるようになりました。
#9 17 favorite movies before and after visual effects
[blogcard url=”https://brightside.me/article/17-favorite-movies-before-and-after-visual-effects-64705/”]
特撮映画のCG加工する前と後をスライドで見比べることができるコンテンツ。加工前の滑稽さが面白いです(笑)。スライドで切り替えられるインターフェースが見事に機能しています。
実験企画系
#10 ドミノ・ピザ クーポン大そうじ祭
[blogcard url=”https://www.dominos.jp/topics/161205_m.html”]
ドミノ・ピザ以外の店で発行されたクーポンも全て含めてドミノ・ピザで使うことができるという大胆なキャンペーン。投げやりなように見えて実は、クーポン発行費の削減や新規顧客の流入など、合理的な部分が多いクレーバーな企画ですね。
#11 ‘tokyo-lize’ six of the world’s major cities
[blogcard url=”http://www.designboom.com/art/daigo-ishii-future-scape-architects-worldwide-tokyo-lization-project-venice-architecture-biennale-07-26-2016/”]
各国の有名なランドマークを東京風にしたらどうなるか?という実験作品。
東京の景観は主に広告や看板によって形成されているということがよくわかります。
#12 みんなの山本彩
[blogcard url=”https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%BD%A9-%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%A2%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E5%BD%A9/dp/4847048156″]
3週間限定で、誰でも山本彩を自由に撮影して良いという企画を実施し、寄せられた写真を集めて出版した写真集。広告キャンペーンでなく、1つの商品をユーザ参加型で作るという点が面白い!
#13 TefuTefu連鎖
[blogcard url=”http://vps1.liverty.biz/hbkr/tefu/”]
マルコフ連鎖のアルゴリズムを利用して、Tefuさんっぽい発言を自動生成できるというコンテンツ。読む度思わず少し笑ってしまいます。家入一真さん制作。
#14 Shades of Grey
[blogcard url=”http://festival.j-mediaarts.jp/award/art/50-shades-of-grey”]
文化庁メディア芸術祭の大賞作品。古くはBacicから、新しめのものだとPythonまで、様々なプログラミング言語を用いて、50段階の灰色のグラデーションによるまったく同じ画像を制作した作品。メディア芸術祭では、それぞれのソースコードが額縁に入れられて飾られていました。灰色のグラデーションは、日の当たらないところに堕ちてしまった言語と、今まさに脚光を浴びている言語という意味も含んでいるのでしょうか。プログラミング言語の栄枯盛衰を考えさせられます。
#15 奥さんから電話
[blogcard url=”https://www.facebook.com/desinemaa/photos/a.182116658629089.1073741829.177676459073109/637324746441609/”]
これはたまたまfacebookで見かけたものなのですが、飲み会の席で全員のスマホをかごに入れておいて、一番最初に奥さんから電話がかかってきた人がその日のお会計を支払うというシンプルなゲームのようです。23時を回った当たりから、徐々にヒヤヒヤしてきて盛り上がりそうです。
#16 JAPANESE CAPSULE TOY GACHA
[blogcard url=”http://withnews.jp/article/f0161221002qq000000000000000W00o10101qq000014447A”]
成田空港に突如現れた171台のガチャガチャ。訪日外国人が帰国する間際、余った日本の小銭を使ってガチャを回してもらおうという狙いで設置されたタカラトミーアーツの企画です。実際に売上的にも成功を収めているようで、需要の穴場をうまくついたアイデアだと思いました。
#17 SHIBUYA MELTDOWN
渋谷で酔いつぶれた人をひたすら撮影してアップし続けるinstagramアカウント。都内の夜の駅でたまに見かけては、あまり良い気分にはならないこの光景ですが、並べてみると途端にアート作品っぽくなる。毎日投稿を楽しみにさせていただいています。
[blogcard url=”https://www.instagram.com/shibuyameltdown/”]
ゲーム系
#18 狩歌
[blogcard url=”http://gamemarket.jp/game/%E7%8B%A9%E6%AD%8C/”]
今年新しく発売されたカードゲーム、狩歌。典型的なJ-POPの曲を流しながら、歌詞に出てきた単語のカードを獲るというカルタです。近年のJ-POPの歌詞は似たり寄ったりになってしまっているという点をうまくついていますね。
#19 ARバッティングセンター
[blogcard url=”https://www.instagram.com/p/BBjNHjwityh/”]
ピッチャーの動きと、打ち返した打球に対する反応が全てARになっているバッティングセンター。韓国で人気を集めているようです。是非一度体験してみたい!
日常系
#20 とある女子トイレにて
[blogcard url=”https://twitter.com/sotugyo1000/status/797647216563191809″]
2つ設置されてあるトイレットペーパーをうまく利用し、アンケートの機能を持たせたアイデア。アンケートって本来面倒な作業ですが、これならやらざるを得ませんね…。上手い!
#21 スコットランドの吸殻入れ
[blogcard url=”http://labaq.com/archives/51873665.html”]
これも上記と同じメソッドです。タバコのゴミ捨て場という機能と、アンケート機能を同時に持たせている。さらにこちらは、タバコのポイ捨てを抑制するという点にも貢献しているという点で、よりソーシャルグッドなアイデアです。
#22 イヤホンガンガン伝言ゲーム
[blogcard url=”https://twitter.com/PPG_lav7299/status/760779613639368705″]
伝言を受け取る人は、イヤホンを大音量で聞きながら相手の口の動きだけを手がかりに言葉を拾っていくというシンプルなゲーム。動画を見ると楽しさがすごく伝わってきます。修学旅行とかで盛り上がりそう。
Google Map系
#23 GeoGuessr
[blogcard url=”https://geoguessr.com/world/play”]
ランダムな場所にストリートビューで飛ばされるので、そこはどこなのかというのを当てるゲーム。歩いている人や建物、看板の雰囲気などからなんとなく予想していくのが面白い!
#24 MUSICAL MAPS
[blogcard url=”http://www.musicalmaps.com.au/search/label/thecrystalcowboy”]
有名アルバムタイトルが多数並んでいて、クリックするとそのアルバムジャケットと撮影された場所のストリートビューが表示されるというコンテンツ。ジャケットの画像加工前だと案外なんでもない場所だったりして、それもまた一興。
プロダクト系
#25 スゴい電話
[blogcard url=”https://www.mosimosi.co.jp/product/product_detail/330/”]
固定電話形携帯電話です。スゴい。もう一度言います。固定電話形携帯電話です。何を言ってるんだと思うかもしれませんが、案外理に適っています。
特に高齢者の方々にとって、一番慣れた電話の形はやっぱり固定電話なのです。だけど、回線に固定された場所にしか置けない電話はやっぱり不便。そこで出たのがこの固定電話形携帯電話です。固定電話の形をしていながら、どこへでも持ち運ぶことができます。よく思いつきましたね…。
#26 INTELLIGENT PARKING CHAIR
[blogcard url=”https://www.youtube.com/watch?v=O1D07dTILH0″]
手をパン!と叩くだけで椅子が元の位置に戻るという実験的プロダクト。確かに、会議のあとは椅子がバラバラになってしまいがちなので、これが各オフィスに浸透したらすごく便利になりますね。挙動も未来的でワクワクします。
#27 NoPhone
[blogcard url=”https://www.thenophone.com/”]
No screen. No battery. No phone.
スマホサイズに型取ったただのプラスチックです。スマホ中毒になってしまった現代人へ向けたコンセプト商品。ただのジョークコンテンツかと思いきや、細かな仕様の作り込みがいちいち面白いのと、ECサイトに行けばちゃんと買えるようです。
#28 ZEI
[blogcard url=”https://www.kickstarter.com/projects/timeular/zeio-the-most-simple-time-tracking-solution”]
このサイコロのようなプロダクトをひっくり返す作業だけで、作業時間のタイムトラッキングができるというもの。タイムトラッキング系は自分でマメに記録をつけるのが中々面倒で続かなかったりするのですが、これなら楽に習慣づけられそうな気がします。
#29 ポケモン NikeiD
[blogcard url=”http://pokeid.tumblr.com/”]
ポケモン×NikeiD。ポケモンのカラーリングを使った個性的なシューズが並べられています。ポケモンの色のバリエーションがそのまま靴に反映されているので、見ていて楽しいです。サイトからNikeのページに飛ぶと実際に靴が購入できるようになっています。
さいごに
今年も数々のアイデア商品やコンテンツがありました。また、弊社でもリバーシ2というアプリを今年制作しました。
これは、従来のリバーシにおけるターン制を排除することで、早い者勝ちでどんどん石を置いていけるようにしたものです。つまり、頭の回転を早くして素早く石を置ける人が有利なルールになっています。
iOS / Androidともに遊ぶことができるので、是非お試しください。ユーザ同士のランキング機能もありますので、上位を目指してみて下さい^^ それでは。
[blogcard url=”reversi2.lucky-brothers.co.jp”]