何か新しいWebサイトが話題になっていて、かつそのサイトの製作者がその時点で明らかになっていない場合、僕はいつもソースコードを見に行きます。そうすると、おおよそどこの会社が作ったかとか、更にはその会社が親しいところだった場合、その中の誰が作ったかまで推測できちゃうことが多いです。
これって冷静に考えたら面白い行為だなと思って、要するにWebのソースコードって通常は裏側の存在であり人目に触れないポジションにいるわけですが、同業種の人から見たら各個人の個性が如実に出ているということです。
タブスペースの数、キャメルケース or アンダースコア、クラス名のつけかた、jsの置く位置、etc…。
どれをとっても作るエンジニアの“癖”が表れ、誰が書いたかを語っています。(もちろん、コーディングルールをびしっと定義し、全エンジニアがそれに忠実に従って実装をされている理想的な企業なら、各個人による違いは小さいかもしれませんが)
エンジニアの仕事って、本来人目に触れない「コード」を書くのが主なので無機質な印象がありますが、実はそのコードには人の個性がよく現れていて人間味があるということです。僕は知り合いのコードを見て、「あ〜、このへんの書き方、◯◯っぽいな〜」と感じる瞬間がとても好きだったりします。