先日のブログからの続き。
最近、会社のルールを極力削る方向で動いている。今までカチッと決めてきたルールを、少しずつ棚卸ししながら、不要だと感じたルールは排除していっている。
そのときの選考基準は割とシンプルで、「このルールを普段実行しているときに気分がノっているかどうか」である。つまり、嫌々ながらやっているようなルールはなくしてしまおうという考え方だ。
というのも、上に挙げたブログのように「内在的なモチベーションを活性化させる」というのが最近の自分のテーマでありまして。そうなるような仕掛け作りを設計していきたいと考えているのであります。そう、仕組みよりも仕掛けを作ろうと。そうやって考えていると、ルール作りもデザインだなぁと気づき始め、徐々に楽しくなってきています。
規模は違えど、今やっていることは政治社会学でいうところの「大きな政府」から「小さな政府」への移行作業である。会社が立ち上がったばかりの頃で右も左も分からず、秩序も何もなかった頃は大きな政府的ルール付けがうまく機能してきたけれど、これから先に向かうときに創造的な仕事や自発的な仕事を生み出していくにあたっては、小さな政府的ルールが良いだろうと考えたのだ。
とはいえ、自分の悪いところは「いっそのことルールなんて一切合切なくしてしまえ!」と極端になるところだ。そのパターンは間違いに陥りやすいということは経験則から学んできた(笑)。何事も、バランス、バランス。