こんな記事を読みました。
AIRDOの魅力とは? ダサさを完全に払拭しないことの重要性。 | 隠居系男子
http://inkyodanshi21.com/blog/12390/
最近、地方を歩いているとよく思うのですが、妙にキレイ過ぎるものが街中にドンドン増えてしまっているなあと。
それは北海道も例外ではありません。
明らかに北海道外から連れてきたデザイナーさんにデザインしてもらったんだろうなあと、すぐにわかってしまうもの。
僕らは、地方でおこっている現象を「変化」と捉えられるほど長く地方を見ているわけではなく、せいぜい1年くらいですが、たしかに「妙にシュッとしているデザイン」が少なくないような気はします。商品や店舗、Webなど媒体問わず、いろんな場面で「シュッとしている」ものを見かけます。
そして、元の記事に書かれているように、「消費を超えて、応援、投資してもらいたかったら、ダサさをすべて排除しないほうがいいんじゃないか」という意見にも同意ですね。シュッとしすぎてるブランドって、どこか「自立している」感があって、「自分が手を差し伸べる必要はないんじゃないか」と思わせるような気がします。そうではなく、ややダサいくらいの方が、「いっちょやったるか」と応援しやすそうです。
あと、これはひとつ顕著だなと感じたのが、ファーストペンギン的にリブランディングやリデザインに取り組んだ企業の商品やブランドは、もう同じ業界だけでなく、その地域内でめちゃくちゃに浸透してるんですよね。例えば、鹿児島の例だと阿久根市というところでつくられている「旅する丸干し」というイワシのオイル漬けの商品は、(たぶん)その鮮烈なリブランディングと、役員の方のパワーもあって、少なくとも県内ではかなりの知名度をほこっています。
そんななか、良くも悪くも似たようなデザインを施したところで、「あぁ、あそこみたいな感じね」と二番煎じだと捉えられてもおかしくはない状況だなと思います。いろんな意味で、これが地方ならではの勝ちパターンで、難しい点でもあるなと思います。
とはいえ、次代の社長によるリブランディングの流れもそろそろ落ち着いてくるころ。次はどんな流れがやってくるのか、数年のスパンで追いかけてみるとおもしろそうだなと思います。