ビラ配りとinstagram

だいやめキッチンがスタートしたての頃、やれるべき施策はなんでもやったれ!の精神で、ビラ配りなんかもやったりした。
とは言っても、全然慣れない仕事なので体力的にも精神的にもすぐに疲弊してしまい、2時間も持たなかったと記憶している。
街中でチラシを受け取ってくれる人なんてほんの一握りで、半分以上の人にはスルーされる。ただスルーされるだけでも案外凹むものなのだ、これが。思い返すと、自分も街中で配られているビラなんて受け取らないことの方が多いのに。

まぁ、ホスト側の目線とゲスト側の目線というのはそれくらいはっきりと違う。得てしてそういうものだ。

結局、1〜2時間ほど終えたところで、100枚も配りきらなかったはず。これはがっかりすると同時に、改めて1つ感じさせられたこともある。「インターネットってすごいな」ということだ。
例えばinstagramのだいやめキッチンアカウントで何か投稿をすると、1時間もすれば1000を越えるインプレッション(投稿を見た人の数)を獲れるし、200ほどのエンゲージメント(コメント、いいねの数)も獲得できる。しかも、ビラ配りと違って体力的/時間的コストは圧倒的に少ない。普段使っているツールだからこそ、こうして改めてアナログな手法にトライしてみることで身にしみてわかる価値がある。

ただビラ配りは一度やってみると良いと思います。見知らぬ人って、こんなに冷たいんだってまざまざと感じさせられるのは良い経験になりますから(笑)。その中に極稀にいる優しい人は、神様のように思えます。ビラ配りしかり、ヒッチハイクしかり、路上ライブしかり。

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