レバレッジ学習術

電車で通勤する時間が長くなったので、本を読む時間も増えました。
一般書籍に加えてデザインやプログラミングの本も読んでスキルを磨くように心がけています。

スキルを磨く系の本の選び方として、初めの頃はシンプルに「今の自分が持ってないスキル」について書かれた本を選ぶようにしていました。ところが、この選び方だとあまり効率が良いなと思うきっかけがありました。

あるとき、僕はRubyの知識を増やしたいなと思ってRubyの分厚い本を買いました。そして電車の中でコツコツと読み進めていたのですが、50ページくらい読んだあたりでふと気づきました。

全く内容が頭に入ってこない・・

特にプログラミングの小難しい内容ということもあり、親しみのない文法などを本から学ぼうとしても、ほぼ不可能に近いです。おそらくプログラミング経験者はわかるのではないでしょうか。

ちなみに僕が最も得意とする言語はJavaScriptで、「開眼!JavaScript」という本を読んで一気にスキルが伸びたことを覚えています。まさしく、開眼した感覚でした。その当時のことを思い返すと、本を読みながら実務でもJavaScriptを使っていたことに気づきました。このことが、スキルを伸ばすために最も重要なのだと。
僕はRubyの本を毎日読んでいながら、業務でのプライベートワークでもRubyを「書く」ということを一切やっていなかったことが問題だったのです。

つまり、インプットして得た知識をすぐさま実務で活かす。このルーティンを繰り返すことがスキルを伸ばすための最大の近道です。いたずらにインプットだけ増やしても全く効率が良くないと思います。Rubyの本は、50ページ読んだ時点で一旦読み進めるのを止めました。また、プライベートワークやお仕事でRubyに携わる機会が来たら、再び読み始めようと思います。

ちなみに今の制作業務は、デザイン5割 + コーディング(HTML/CSS/JavaScript)3割 + スマホアプリ(自社サービス)2割といったところでしょうか。デザインの比率が大きいですね。なので、めちゃくちゃデザインの本を読んでます。それはもう、自分でもわかるくらいみるみるスキルが伸びているのがわかります。
本を読んでいて、「お、この配色、あのサイトのあのエリアで使えるな。明日やってみよう。」みたいなことが毎日起きて、それがどんどん血肉になっていく感覚です。

レバレッジ学習術、ぜひオススメです。

つぎの日 「センスは知識からはじまる」が本当に分かってきた。

ランダムな日

まえの日 「仕事で人間の価値が決まるのではない」:『「やりがいのある仕事」という幻想』はとにかく仕事がつらい人に読んで欲しい1冊

ランダムな日

loading loading