クライアントに対してどこまで謙るべきか。

普段、クライアントと折衝したり調整するのもディレクターとしてやる機会が多いのですが、そのたびにコミュニケーションについては考えることになります。「クライアントに対してどこまで謙るべきか」というのも、そのうちの問題のひとつ。発注者と受注者というだけの構図ならまだ分かりやすいのですが、僕のように、比較的年齢が若いと「ビジネス先輩」と「ビジネス後輩」のような構図になる(客観的に)場合もあったりして、いろいろ難しいんですね。

ひとつの理想論としては、「クライアントに対しては、まったく謙るべきではない」というものがあります。全然実現できていませんが、僕がなりたいディレクター/プロデューサーの姿は、そういうコミュニケーションを取る人です。そもそも、コンサルティングや、制作物を対価にフィーを受け取っているという関係なので、関係に上下もなく、ゆえにコミュニケーションを取る上でも謙る必要はないとする考え方です。僕は、基本的には受注者と発注者の関係はすべてそうあるべきだと思っています。

ただ、例えば接客業を例に取ってみると、施設の方や店舗スタッフは、我々客に対して、謙った言葉遣いをよくされます。サービスとフィーという、どちらも同等の対価を支払っているにもかかわらず、です。特に接客業に多いように思います。僕は、本気で上記のようなコミュニケーションのあり方が一般化すればいいと思っているので、接客を担当する店員はそんなに謙る必要はないと思っていて、なんならタメ口でもいいかなと思っています。

日本の商慣習を見ると、「発注者は偉く、受注者は謙るべきだ」という価値観が少なからずあるように思います。これが一概に悪いとは言いませんが、「それって、受注者側が余計に謙る分の『サービス料』を支払っているのでは?と思います。もしかして、その分も見積もりに含めているのでしょうかね。

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