今年の年初に立てた目標の1つに「余裕を作る」というものがあります。三十路も近いので、余裕のある大人にならねばなと。
ただ「余裕をもつ」ではなく余裕を「作る」であることがポイント。細かい言い回しの違いに思えるかもしれないけど、自分の中では結構この「持つ」と「作る」の差で大きく心持ちが変わってくる。
今まで、自分に余裕を持とうと思ったことは数あれど、あまり余裕が持てた試しがなかった。そこでやっと気付いたのが、余裕は持つものではなく、作るものなんだなということ。自分の余裕というのは、どこからか勝手に湧いてくるものではない。(これは、「余裕」を「自信」という言葉に置き換えても同じことが言えると思う。)
余裕を作るということは、すなわちそのために何か工夫をしているということである。朝遅刻をしないために、夜は必ず11時までに寝るようにしているとか、金銭的余裕を持つために定期預金を持つようにする、とか。
根拠のない自信という言葉はよく使われるけれど、実際には、本当に根拠のない自信というのはあまりないんじゃないかなぁと思ったりもする。ただ、若いときにはその根拠が大した事ないレベル、というだけで。例えば、自分は誰よりも寝ずに勉強したからテストの点数が一番良いはずだ、とか。けれど、自信がないよりはずっとマシ。いつだって自信というのは、自分は◯◯をこれだけやったんだから、絶対に成功するんだ。という文法によって成立するものだと思う。
そして年齢を経てステージが上がるに従って、その根拠の部分のレベルも上げていかなければならない。30歳手前になって、「誰よりも寝ずに勉強したから勝てるはず」では、負けるようになってくる。20代前半まではそれで勝てていたのかもしれないけれど。
…と、いつの間にか話が脱線してしまったかもしれない。話を戻すと、余裕を作る作業を27歳では強く意識してやっていこうと思う。持つではなく作る。これをやっているから日頃から自分には余裕があるんだ、という習慣を増やしていきたい。