本人にとって、一番向いていることをやってもらう。

最近、下津曲がネットラジオをよく配信している。僕は正直、一度も聞いたことが無い(恥ずかしくて聞けない)のだが、結構近しい周りの人からは評判が良いらしい。きっとこれは彼にとって、向いていることだったのだろう。

僕は彼にこれまで、「こういう風な能力を身につけてほしい」という具合に希望を定め、そうなるように仕事の方針も仕向けてきたが、どうもうまくいかないことの方が多かった。今思えば、彼にとってそれらは向いていない仕事だったのだろう。
そういう経験を経て思うのが、人が人に教えるというのはかなり難易度の高い作業だ。教える内容が張本人にとって元々向いていることであればいざ知らず、そうでなかった場合にはほぼ不可能に近いとも思える。ましてや、大人が大人に物事を教えようなんてのは、ある種おこがましい考え方でもあると、今は思う。

仕事において結局大事なことは、本人にとってそれが向いていることであり、前のめりな姿勢を持っていることである。そしてそれらは、他人が仕向けることはできない。できることはせいぜい、なんとなくその方向性を示唆してあげることくらいだろう。
だとすると、リーダーシップというのは、ついてきてくれる人たちが最も生き生きと仕事ができる環境に置いてあげて、それらの仕事を綺麗に束ねてあげることなんだと思う。仕事を強制することはナンセンスなのだ。

そんなことを思う昨今。ここまで書いておいて、ネットラジオは仕事とは関係ないのだけど(笑)まあ遅かれ早かれ、仕事でも向いていることを彼は発見してくるでしょう。

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