常時ネットに接続されることが当たり前になった現代では、ネットの存在は何かを成すにも必要ですが、一方でその最大の障壁にもなります。
一番わかりやすいのは、「仕事の邪魔になる」という例。特に常にPCを使って仕事をしている人は、仕事をしながらSNSやLINEなどのメッセージをチェックすることができます。これはめちゃくちゃ便利なんですが、便利すぎてなかなか仕事が進まない…、ということがままあるんですね。「気づいたら、ぼーっとFacebookのフィードを眺めてた」という無為な時間の使い方をしてしまったことがある人も多いんじゃないでしょうか。
そうした時間は、集中力の低下が招くものです。集中力が下がってしまうがゆえに、なんとなくネットと戯れてしまう。で、この流れはもう止められないし、昔のように戻ることはもうないでしょう。むしろ加速する一方。なので、この問題とうまく付き合っていく必要があるんですね。つまり、この環境でも高いパフォーマンスを出すために集中力をマネジメントする必要があります。
「仕事の質は、集中力と時間の掛け算」であると言う人がいるくらい、集中力は仕事において重要な要素。それを司ることができるかどうかは、良い仕事ができるかどうかに関わっています。
少し前まで、書店ではこの「時間」と「集中力」に関する本ばかり溢れていました。時間術や時短テクニック、集中力を高めるための睡眠術や瞑想法など、世間の関心もここに向かっているのを感じます。
「いかに高い集中力を保つか」は、当面のテーマになりそうです。