『キングダム』のおもしろさ。

いま、『キングダム』という漫画を読んでいるのですが、めちゃくちゃおもしろいですね。テレビでも特集が組まれたり、ウェブ上でもその名はよく聞いていたのである程度は想像していたのですが、それを遥かに上回るおもしろさ。「キングダムをまだ読んでない人は、まだその面白さを知らないなんて羨ましい」と誰かが言っていたのですが、いまではその気持もわかります。

キングダムは、中国の春秋戦国時代を舞台に、中華統一を目指す王と仲間の物語。概要だけ書くとこれだけなのですが、主人公が成長していく様子や、それを取り巻く味方・敵の武将や軍師といったキャラクター、国同士の威信をかけた激しい戦争のシーンなど、とにかく見どころがたくさんなのです。ページをめくる手が止まらないとは、まさにこのこと。

で、今日の本題。読みながら考えたことなのですが、キングダムに出てくる武将や軍師の各有力キャラはめちゃくちゃ強くて賢い、超エリート集団なのですが、これって現代に置き換えると、おそらくビジネスエリートとスポーツマンだと思うんです。イメージ的には、「武」に優れる人は野球選手や陸上選手などのスポーツマン、「知」に優れる人はビジネスマン、といった具合でしょうか。

なので、現代社会に置き換えて考えると、社員数万人を抱える大企業の社長や世界記録を塗り替えるようなスポーツマンのような猛者たちが、剣を持ち、己の体力と知力を武器に戦場で戦っていたのだと考えると、身の毛もよだつほど恐ろしく、そして一部の人(キングダムの主人公とか)にとってはすごく夢のある話だなと思います。

中国だけでなく日本の戦国時代もそうですが、当時はそういう強者たちが金融とかIT、医療の分野で力を発揮するのではなく、とにかく剣を振るっていたんだなと。なので、戦術は高度化し、強い将軍が生まれ、戦は激化するのでしょう。

他にも、自軍の士気をあげるための各武将ごとの行動の違いとか、窮地に陥ったときの対応の方法、最期の散り方など、戦国自体の話ですが、今の世にも参考になるポイントはたくさんあるなぁと思いながら読み進めています。少しでも気になる方は、ぜひ読んでみてください。50巻弱あるので、いまから全部集めるとなるとちょっときついですが、レンタルコミックだと2,000〜3,000円程度で最新刊まで追いつけるのでオススメです。

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