「旅」で人は成長できるか?

「旅で人は成長できる」というのを聞いたことがあります。

その理由は、おそらく「未知の環境に身を置き続けることで、度胸がつく」とか「海外に出ることで自然と語学力が身につく」とか「出会うのは知らない人ばかりなので、コミュニケーション能力が身につく」とか、そういうところでしょうか。

僕もそういう感じの環境に身をおいたことがありますが、たしかに度胸はつくし、語学力もアップするし、コミュニケーション能力もぐんと上がったような気がします。高校生くらいの頃のことです。

それらの能力が一気に伸びるという点で、旅はある意味で「コスパが良い」と言えるんじゃないかと思います。

ただ、一方で思うのは、「それって、旅からしか得られない成長なのか?」ということです。

別に、旅に出なくても未知の環境に身を置き続けることはできるし、語学力もやり方を工夫すれば伸びるし、コミュニケーション能力だってどうにでもなります。つまり、旅に出なくても、家のなかでもレベルアップできる能力だったりするわけです。

つまり、何が言いたいかというと、「別に、旅に成長なんて求めなくてもいいんじゃない?」ってことです。

「ただ、見たことがないものを見たいから」、という理由だけで十分なんじゃないかと僕は思います。にもかかわらず、根拠の薄い「成長」という要素を紐付けるからややこしいことになる。別に、旅で「成長」なんてしなくてもいいじゃないですか。

これは、「旅」を「趣味」や「読書」に換えてもほぼおなじことが言えると思います。なにも、すぐに「成長」とか目に見える成果にこだわる必要はないのだと思います。

 

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