学生だったり、最近まで学生だった方と話すときに、ふと自分のことを振り返って毎回思うのが「もっと面白いアルバイトをたくさんしていればよかった」というもの。そう、つまり後悔の念です。
なぜそう思うかというと、「人生経験が豊かになる」とか「遊ぶ金が手に入る」とか理由はいろいろありますが、いちばん大きいのは「ネタになる」というもの。「ネタになる」というと、一見すごい軽薄で、しょうもない理由のように思えますが、それが実はそうでもなくて。
今まさに学生である人は意外とピンとこないのかもしれませんが、「学生時代にやっていたバイト」って結構、その後の人生に影響を与えるものなのです。いや、「人生に影響を与える」は言い過ぎかもしれませ。が、1年に2〜3回くらいは、バイトも含めてどんな仕事をこれまでにやってきたか?みたいな話をするし、もしおもしろいバイトをやっていれば、それが話のネタとして活きてくる場面も増えることでしょう。
また、バイトは正社員とは違って、特に人柄や能力を問われることもなく、そういう意味では競争も少ないでしょう。なので、スタートラインがみなほぼ同じで、バイト先は自分の趣向だけで選ぶことができる、という特徴があります。なので、そうした状況なら「おもしろい、ネタになりそうなバイト」を積極的に選ぶ、というのはそんなに間違った選択ではないと思います。
アルバイトの話というのは、それだけ普遍性があって、誰しも少なからず関係がある部分があります。なので、「おもしろいバイト」の話は武器として協力で、それを暇な学生自体に得ておくのは、その後生き抜く上で、大きなアドバンテージになるんじゃないかと、そう思うわけです。だって「空輸された松茸に『松茸エキス』を注射針で注入するだけのバイト」とかめちゃくちゃ興味湧いてきませんか? そういうことです。