六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「デザインの解剖展」という展示に行ってきました。
21_21で行われている展示に足を運ぶのは、「単位展」「動きのカガク展」につづいて3度目。どのイベントもクオリティが高く、毎度発見があります。そのため、今回のイベントも高い期待を持って向かいました。
デザインの解剖展のコンセプトはそのタイトル通り、世の中にある商品のデザインをとにかく細かく分解し、観察してみようというもの。その細かさというのが、おそらくほとんどの人がイベントに行く前に想像している細かさより10倍以上細かいです(笑)。
主に明治食品株式会社の商品パッケージを題材とし、「きのこの山」や「おいしい牛乳」といった有名商品のデザインを事細かく解説してくれています。ロゴの作りや背景といった主役のデザインから、アイコンや成分表示といった細かいところまで、とにかく緻密です。
と、こう書くとすごく固い展示なのかな?と思われるかもしれませんが、そんなことは全く無く、1つ1つの作品の見せ方がユーモアに富んでいます。
例えば、きのこの山と同じ材料を用いて本物のきのこ(しめじ、エリンギ、しいたけ)の形を作ってみたり、
おいしい牛乳のパッケージを積み木化して、好きな文字列を作れるようにしていたり。
こうした子供から大人まで楽しめるようなアイデアはさすが。面白すぎてくやしいです。
これらの他にもユニークな「解剖」がたくさん置かれています。本イベントは来年の1月22日まで開催しているようなので、気になった方は是非足を運んでみて下さい。