陸路と航路の違い。

ここ数ヶ月で何回か甑島列島という離島に行っているのですが、そのときに思ったこと。

甑島列島へは、フェリーかもしくは高速船を使って向かいます。いずれも、航路です。甑島列島には空港はないので、鹿児島県本土から行くときは船以外の選択肢はありません。時間にして、約75分。料金は一般ユーザだと2,300円くらいかかります。

一方、鹿児島県には「長島」という島があります。「島」と名付けられていますが、橋がかかっているので鹿児島県本土から陸路で向かうことができます。そうすると「島」とはどういう意味だ、ということになりますが、ここではあまり深く追わないでおきましょう。

甑島列島から本土へ向かうフェリーに乗ると、たいてい島の住民の方々がお見送りをしてくれる様子にでくわします。もし、それが一時的なものではなく、しばらく帰ってこないことが前提となっているときは、港で歌を歌ったり、鮮やかなテープを船から投げたりと、盛大に見送りが行われます。それも、やはりフェリーでの移動は、陸路とは違って特殊なものとされているようです。

しかし、ここでよく考えてみると、なぜ車(陸路)とフェリー(航路)では、こうも扱いの重みが違うのでしょうか。車は、ガソリンが入った車さえ手に入れば、いつでも島に出入りできるという点はありますが、フェリーでも、2,300円と75分さえかければ、別にいつだって来られるわけです。かけるコスト、労力で比較すると、そんなに大差がないと言えそうです。

つまり、「いつでもアクセスできる」という条件が重要そうだ、という気がします。車で向かう場合は、フェリーのように時間を合わせる必要がなく、自分のペースで運転できます。けれど、フェリーはそうはいかない。それがすごく些細な差なのですが、車との圧倒的なラフさの違いを生んでいるんじゃないかと思いました。

もし、甑島列島が鹿児島県本土と橋でつながると、文化的にどんな影響が生まれるのか。とても興味があります。

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