「消耗する一部を交換すれば、末永く使える」という製品が好き。

高校生の頃、オーディオにすごく興味があって使えるお金はほとんどイヤホンやヘッドホン、スピーカーに費やしていました。オーディオテクニカのATH-A900という型番のヘッドホンも、その頃に買ったものです。買った時の値段は、たしか15,000円くらい。高校3年生だった自分にとってみれば、かなり贅沢な買い物です。

そんな、ATH-A900ですが、いまもバリバリ現役で使っています。普段、事務所で単調な作業をするときはこのヘッドホンで音楽を聴きながら作業することが多いです。8年間使っていますが、特に不調をきたしている部分はなく、ヘッドホンとしてはまだまだ全然使える代物です。コードの表皮が布で覆われており、長期間の使用にも耐えうるつくりになっているのも大きいです。

このヘッドホンを長く使ううえで、一点だけ整備が必要な箇所が「イヤーパッド」です。耳に直接あてる部分のパーツをイヤーパッドというのですが、長い間使っているとこのパーツが劣化し、ボロボロになってきます。耳に直接触れたり、汗をかいたりするので、結構ここが劣化してくるんですね。だいたい3〜4年使っていると、イヤーパッドの表面がポロポロ破れて剥がれ落ちてくるようになります。

ただ、この製品の(というか、ちょっと高級なヘッドホン)優れているところは、イヤーパッド自体が単体で売っているところ。交換用イヤーパッドは、だいたい1セット2,000〜3,000円くらいで通販で購入することができます。それを自分で交換しさえすれば、ほぼずっと使い続けることができるんですね。便利! 実際、これまで1回交換したのですが、交換後はほとんど新品みたいな気持ちで使えるんですね。イヤーパッドの材質をちょっと変えてみたというのもありますが、まさしく「生まれ変わった」という感じでしょうか。

このような、「消耗する一部を交換すれば、末永く使える」という性質を持っているプロダクトがとても好きです。ブーツとかも、中にはソールを交換できるものがあって、すり減ったとしても交換すればまた使えるようになります。あとは、石とオイルを補充すれば使えるジッポライターとか、研げばずっと使える包丁とか、意外と身の回りにそういう製品は多いのです。

「一部を交換してでも、ずっと使いたい」と思ってもらえるようなプロダクトを作れるデザイナーを心から尊敬しますし、そういう仕事をしたいなと常々思っております。

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