東京から人口70万の地方都市に引っ越したけど、絶対的な移動距離が圧倒的に減った。自転車で行ける範囲(一桁キロくらい)でしか移動しなくなったから、すぐに飽きちゃう。「いろんなスポットが電車で行ける範囲にある」ってのが、東京に住むとてつもなく大きなメリットであることに気づいた。
— 下津曲 浩 (@shimotsu_) July 30, 2017
先日こんなツイートをしました。なんとなくふと、「そういえば最近毎日自転車に乗っているなあ」と思って、よくよく振り返ってみると自転車で行ける範囲でしか行動していないことに気づいたんです。都内にいた頃は、電車で3〜40分かけて目的地まで向かうというのは、仕事でもプライベートでも平気で行っていました。その頃と比べると、「移動距離」は随分減ったなと。
1ヶ月に1回くらい「ちょっと遠出したいな」と思うときってあると思うんだけど、そのニーズを満たす手段が「場所が限定される公共交通機関を使う」「レンタカーを借りる」の二択なのがしんどい。近くで眠ってる自家用車貸してほしい。その変にずっと動いてなさそうな車いっぱいあるし。
— 下津曲 浩 (@shimotsu_) July 30, 2017
で、続いてのツイートがこちら。
この、「ちょっとした遠出に車を使いたい」というニーズは地方都市ではものすごく高いんじゃないかと思います。主要駅周辺は普通に栄えているので、そのあたりで生活をすれば日常においては全く困りません。けれど、レジャーやちょっとしたアクティビティ、少し離れたスポットへ出ていくとなると、途端に手段がなくなってしまう。
例えば、いまぼくが住んでいる鹿児島県鹿児島市がまさにそういう状況で、絶妙に「中途半端」な感じなんですね。なので、月に3回くらい猛烈にクルマが欲しいと感じます。とはいえ、ちょっと遠出するためだけにレンタカーを借りるのも気が引ける…。既存のカーシェアリングサービスもありますが、そうしたサービスは15分あたり200円、といった時間単位で課金していく料金モデルで、ちょっと急かされてる感があったり。。。
なので、地方都市には「たまにちょっとクルマを使いたい」というニーズが満たされていない。今後、都市部に居ながらも地方と関係を持つ人口がどんどん増えていくなかで(実際、周りを見てもそういう傾向にあるように思います)、特にネックになる部分が交通手段と宿泊の問題でしょう。地方こそカーシェアリングが栄えるべきなのですが、いまだにベストな最適解は示されておらず、なんらかのチャンスがあるのでは…と考えています。