調べればわかることも、あえて人に聞いてみたい

Googleのおかげで、生きている中で湧いてくる疑問のほとんどは検索すれば解決する時代になりました。かつて2ちゃんねるで「ググレカス (意味: 調べればわかるだろ、バカヤロウ)」という、ネット用語が生まれてからだいぶ経ちますが、僕は、このググレカス的な文化ももはや1周しちゃって、逆に「疑問をすぐに調べて簡単に解決しちゃうのもったいなくない?」という考えを持つことが増えてきました。

何か疑問が出てきたときに、ネットで検索して解決するのは簡単ですし、実際に人に聞くよりも少ない時間で済むでしょう。もはやそんなことはデジタルネイティブの人たちにとっては特に、当たり前に根付いている共通認識ではないでしょうか。でも、だからといって全ての疑問をネットで解決するようになると、人間同士のコミュニケーションの流量やそこから生まれるイレギュラーな情報交換の機会を失っているのではないか、と思うのです。

なので僕は最近、ちょっとした簡単な疑問が湧いたとき、ググったら検索のTOPにでも出てきて5秒で解決することも頭の中ではわかっているのですが、それでもあえて人に聞いてみるようにしています。たまに「それくらい調べろよ」的なことを言われることもありますが…(笑)、そこから生まれるコミュニケーションの予想外の展開を期待しているのです。実際、思ってもみなかった回答が返ってきたり、Googleで検索するよりもプラスアルファの情報が返ってきたりと、面白いレスポンスがもらえることも多くあります。というわけでこれからは、「ググるなカス」を細々と提唱していこうと思います。

つぎの日 「相手の立場に立って物事を考える」が、本当にできる人は少ない。

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まえの日 「意識を変える」のではなく、「可視化して確認する仕組み」をつくる。

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