「人は自分が望むようにしかならない」という、作家・森博嗣さんの言葉が好きです。森博嗣さんについてはこのブログで何度も書いており、何度目だという感じですがご容赦ください。
参照:いい仕事をするために「時間的余裕」は不可欠。 | ラキブラブログ
参照:「方法」の議論は一番低次元であることを忘れない。 | ラキブラブログ
上に挙げた言葉もなんらかのエッセイで森さんがおっしゃっていたことなのですが、それを読んだ時にえらく刺さったんですね。「いや、ほんとそうだよなぁ」と。
いわく、例えばスポーツ選手や研究者などが偉業を成し遂げたとき「夢にも思っていなかった」とインタビューで話す場面をよく見るが、そんなことは全くありえなく、「目標」に向かって「達成できる」と思って日々研鑽を積むからこそ、それは達成できるのだといいます。すなわち、夢に描いているからこそ、実現できるのだと。
だから、ほんとうに「夢にも思っていないこと」は決して実現しないと、森博嗣さんはおっしゃいます。
なので、なにか大きなことを成したいときは、① まず夢に描く(まずそのゴールの状態を想像する)、②それを達成するために必要なことを洗い出す、③実行する、が必要そうだということがわかりますが、ここで意外に重要なのがひとつめであるような気がしてきます。
ビジネスであれば事業のゴールや年間目標の達成に向けてこうした考え方をするかと思いますが、それ以外の場面では意外と難しいんですよね。そこまで具体的な像を描くのはなかなかできないことだと思います。
まず、こうなりたい/なるべきというゴールを正しく設定する、これが何事においても重要なことだと言えそうです。