物事を忘れないために重要なこと。

人間は、どんなに大事なことでも忘れてしまう生き物です。どうしてみ見逃したくないテレビ番組の録画や、発売日の本を買うこと、「こういうふうに生きていきたい」という人生における指針のようなものさえ、「あれ、どうだったっけ?」と忘れてしまいます。

ぼくは24年生きてきて、「物事を忘れない」ということはさすがに「意思の力ではどうにもならない」ということが分かってきました。もう、信用していないんですね、自分の脳を。それはもういくら頑張っても無駄だぞ、ということに気づくのにそんなに長い時間は必要としませんでした。

だから、何かを「覚えよう」とするのではなく、なにか覚える必要があるときは「忘れないための仕組みに放り込む」ようになりました。そうすると、忘れるおそれがないので、とてもラクです。見返せば済む話。

たとえば、ぼくらの会社で言うと新規の案件を受注する際のチェック項目というものを設けています。これは創業時、esaというドキュメント管理ツールにしっかり書き記して、いまでも当然見返しつつ、必要に応じてアップデートをしたりしています。代々受け継がれる秘伝のタレみたいな、そんなイメージです。

このチェックリストはブラウザのブックマークに入れ、案件の依頼をいただくたびに照らし合わせて使っています。つまり、それを見るべきタイミングも決まっているんですね。これが重要。忘れないための仕組みづくりと、それを活用するのはいいのですが、それよりもっと重要なのはそのアセットを「いつ、どのタイミングで引き出すか」ということ。

【チェックリストを見るタイミング→案件の依頼を受けたとき】のように、タイミングまできっちり決めておくと、「忘れないための仕組み」がより有用なものとなります。それは、特定のなにかが発生したときや、ある一定期間ごとに定期的に見るなど、タイミングの設定はさまざまでしょう。

やや抽象的な話をしてしまいましたが、これがなにかの参考になれば幸いです。

 

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