採用サイトに「イマ―シブコンテンツ」が使われる理由。

どうも。

おかしょー。です。

今日は、ここ数年ウェブでよく見かけるようになった「イマーシブコンテンツ」と採用サイトの関係について書いていこうと思います。「イマ―シブコンテンツ」について知っている方も、そうでない方も楽しめる記事にしたいと思っています。

「イマーシブコンテンツ」ってなに?

まず初めに「イマーシブコンテンツ」という単語を今日初めて聞いた方のために、その定義を示しておきます。

イマーシブコンテンツ(immersive contents)とは、読み手が「没入」できるコンテンツです。よりくだけた表現をするなら、「ハマっちゃうコンテンツ」です。内容がおもしろくてついついスクロールが止まらない…といったウェブコンテンツを見たことがある方もいるかと思います。

今回、ウェブ上に公開されているイマ―シブコンテンツについてリサーチを進めるなかで、特に没入型の「企業の採用サイト」について調べてみましたので、以降で紹介していきます。

「株式会社クリプト」採用サイト

http://www.qript.co.jp/

株式会社クリプトの採用サイトです。本コンテンツの素晴らしい点は、なんと言ってもそのゲーム性にあります。

そのゲームとは、至ってシンプルで画面上のヤギを助けるというもの。これはイマーシブコンテンツの中でも、インタラクティブ型に分類されます。採用サイトなのにゲーム要素を入れるという柔軟さに惹かれます。

「株式会社くらコーポレーション」リクルートサイト

http://www.kura-corpo.co.jp/recruit/index.html

くら寿司で有名な株式会社くらコーポレーションの採用サイトです。お寿司が宇宙空間で回っていますね。

実はこのサイト、マウスを動かすことで360度見渡すことができます。また、迫力があるだけではなく綺麗なグラフィックや宇宙を想像させるBGMも注目すべき点ですね。このように、イマ―シブコンテンツではビジュアル以外でも、「音」を効果的に活用するという手法もしばしば見られます。

「株式会社グランドビジョン」リクルートサイト

http://gvn.co.jp/recruit/

株式会社グランドビジョン採用サイトです。こちらはこれまでの2つと違い、「記事拡張型」に分類されるイマーシブコンテンツです。このコンテンツでは、上にスクロールを進めてコンテンツを展開していくという点が大きな特徴となっています。下にスクロールすることが慣習となっている昨今のウェブコンテンツの世界において、「上にスクロールして進める」という新鮮な体験を提供することで、一般的なイマ―シブコンテンツにももない没入感を与えます。

採用サイトにイマ―シブコンテンツが使われる理由。

最後に僕の仮説を述べます。

なぜこのように企業のリクルートサイトにイマーシブコンテンツが使われているのでしょうか。僕は、その理由はずばり現代人の「飽き」なのではないかと考えます。

まず、現代人は広告ばかり表示されたり、コンテンツ自体が工夫のないPRコンテンツだったりするウェブコンテンツに少しずつ飽きてきているんじゃないかと思います。さらに、スマートフォンの普及によって、ユーザーにとって面白くない、魅力のないコンテンツは全く見られないような状況になってきています。

企業の採用サイトもそのうちのひとつです。学生の僕の視点で見ると、ただ情報が載っているだけの採用サイトはもう見飽きているんですね。

そこで、採用サイトでも、なにか特別な体験ができるコンテンツを用意することでユーザーの興味喚起を促し、応募者数の増加や企業そのもののブランディングを高める効果を期待しているのだと思います。

僕ら学生は、採用サイトを見るだけでその企業が「イケてるかどうか」を一瞬で判断してしまいます。

だからこそ、自分たちが届けたいメッセージを届けるには届けるための工夫が必要で、その答えの1つがイマーシブコンテンツなのだと思います。

【参考サイト】

http://d-marketing.yahoo.co.jp/entry/20160622414090.html

http://www.infobahn.co.jp/ib_column/6155

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