鹿児島の街になじんできました

最近、僕は鹿児島の街や人々にすっかり馴染んできた感覚があります。どのくらい馴染んできたかというと、東京の人と電話で話すときも標準語がすぐに思い出せずについつい鹿児島弁のイントネーションで話してしまうくらい馴染んでしまいました。(ちなみに僕は昔から転勤族で奄美大島に行っていたり、大学は福岡、就職先は関東と転々としてきたので、その土地の言葉にすぐ合わせるのは得意な方だと思います。(笑))

さて、鹿児島の人たち(というか地方の人たち全体に言えることかも)というのは、競争よりも共創をしようという意識が強いように思います。特に東京から移り住むと、その違いをより濃く感じることができます。

出る杭を打つのではなく、出る杭的な人物がいたらその人を応援してあげようという気持ちを持った人達が、綺麗事抜きで本当に多いなぁと感心する日々です。ただ、この「出る杭」にあたる人物が本当に自分だけ抜きん出ようとしている風に見えた場合、これは中々応援されません。あくまでもその「出る杭」なる人物も、また別の側面では他の「出る杭」人物を応援してあげている、という前提。

人間社会全体がそもそもそういう風に成り立っているものだと思いますが、良くも悪くも地方だと人間関係の密度がギュッとしているのもあり、その現象がはっきりと見えます。

先日は鹿児島市内で「面白い人達でカレーを食べる会」なるイベントが行われました。これだけゆるふわなテーマで、業種も年齢も関係ない人たちが40人集まっていました。

かと言って、よくある「異業種交流会」のような胡散臭いやつではなく、

「プレゼンタイムやワークショップなどは一切ございません。うまいごはんとお酒をのみながら楽しくグダグダと過ごす意識の低い会であることをご理解下さい。」

という前置きつき。こんなカオスなイベントがあちらこちらで成立しているのも地方っぽい面白さだなぁと思っています。

他の県でも似たような感じなのかな。同じ世代で近しいことをやっている地方の方と話してみたい。

つぎの日 「何にでも合う」は「何にもベストマッチしない」

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まえの日 「本棚に並べたい本」は紙で買うようになった。

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