記事の「導入部」に力を入れているウェブメディアが増えてきた。

記事の導入部を凝らしたウェブの記事をよく見るようになったなと思います。

あえて個別の記事を上げることはしませんが、そういう傾向が観察されるようになったという印象があります。「導入」というよりは「序論」の部分ですね。これから本文がはじまるよ〜という、期待感を煽る機能を持つ文章です。実際、読んでいると「おぉ、どういう内容が展開されるんだろう」と思わず気になるような素晴らしい導入部を設けているコンテンツもいくつか読みました。

2〜3年前には、よく「ウェブの記事はタイトルが最も重要だ」ということが言われていました。モバイルのアクティブ率が急速に高まり、爆発的に情報量が増えていくなかで、特に「記事」の体裁を持つコンテンツにアクセスしてもらえるかどうかを決めるのは、主にSNSのフィードで流れてくる記事タイトルだからです。それをみて「自分にとって興味がありそう」だとか「あとで読みそうだからとりあえず開いておこう」とか、そういう判断がくだされます。そのときに、それを目にするユーザーにとってなんの引っ掛かりもなければスルーされておしまい。だから、とにかくタイトルに力を入れよう、という理屈ですね。

それが、2017年にもなるとすっかり共通認識になっている感はあります。ウェブのメディアを運営している人なら、「タイトルが命」ということは少なからず心得ているのではないでしょうか(もちろん、メディアの性質や編集方針もあるので一概には言えませんが)。そのなかで、最近は重要とされ、力を入れる対象が「タイトル」から「記事の導入部」へと移ってきたんじゃないかと思います。

今では、記事のタイトルに関するクリエイティブはどのメディアも大差ないくらいになってきており、SNSのTLを眺めているユーザー的にはどれも同じように見えます。となると、とりあえずクリックはしてみる。すると次に「この記事が読むに値するかどうか」を判断するのは、コンテンツの「本論」に差し掛かる前の「序論」部分ということになります。そこまで読んではじめて、「ブックマークしておこう」とか「これは別に読まなくていやつ」と判断を下すという人も多いのではないでしょうか。

紛れもなく、僕がそうです。正直、タイトルはもうどこもそれなりに煽ってくるし、細かい数字を使ってくるし、印象的なセリフを抜き出したもので構成されていて、そこに大差はないように感じています。だから、仕方なく導入部まで読んで判断する、というケースが多くなってきました。

 

数年という単位で追いかけていると、このように変化が分かっておもしろいですね。ひとつ言えるのは少なくとも、その流れを牽引しているメディアはやはりおもしろいと思うし、今後もずっと読み続けたいと思うものが多いですね。

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