制作の仕事に携わっている方だと、本業の仕事以外でプライベートでも自主制作をされているという方は少なくないと思います。
僕自身も前職時代はおよそ2ヶ月に1本くらいのペースで何かしら自主制作をしていました。(ポートフォリオの「PRIVATE」カテゴリに掲載されているものです http://portfolio.gonshi.net/)
2ヶ月に1本という早めのペースで完成させていた理由としては、自主制作というのは時間が立てば立つほどモチベーションが枯れてくるためです。これは、自主制作あるあるかなと思います。
とはいえ、本業のスケジュール上、どうしても伸びてしまって2ヶ月以上かかってしまうケースもありました。そんなときでもモチベーションを枯らさないようにするためのメソッドを僕の中では持っていまして、ズバリ、
ノウハウの再利用性を意識した制作
というものです。
つまり、自主制作に対する目的を、「その制作物を仕上げて世の中に公開すること」に留めるのではなく、「制作を通して、今後も活かせるようなノウハウを身につける」という裏テーマを常に持っておくということです。
そういう意味で、僕の過去の自主制作は全てが「興味のある新しい技術」が起点となっています。例えば、使ったことのないAPIやプログラミング言語、ツールなど。アイデアのネタを考えるときも、この技術を使ってみたいから何か良いネタはないかな、という考え方をすることが多いです。
そうすることで、仮に自主制作の期間が中だるみしてしまったとしても、モチベーションが下がるということは少なくなります。あくまでその制作を通して得たい物は、仕上げた成果物自体ではなく、使ったことのない技術を習得するという学習的な側面が大きいためです。