集中力を一気に高められる力

プログラマ職の人たちが普段からプログラムを書いているとは言っても、その多くはアルゴリズムを開発しているのではなくシーケンスを書いているだけだ、というのを誰か偉いプログラマの方が言っていました。確かにおっしゃる通りで、本当に頭を捻ってプログラミングを書かなければならないケースというのは結構稀で、ほとんどは脳内リソース50%くらいでも書けるプログラミングの記述だったりします。

それでも、たまにはやっぱり本当に頭を捻ってアルゴリズムを発明したり、複雑な3Dの計算をこねくり回したりしなくてはならないこともあります。脳内リソース100%でも足りず、110%くらいまで捻った時に初めて答えが絞り出されるような難問が時折あるのです。

今日はまさにその難問に直面していました。こういうときに思うのは、脳内リソース100%を超えるためにはものすごい集中力が必要だ、ということです。そしてその集中力は、パッと5秒間で出せるものなんかじゃなく、30分〜1時間くらいじーっと考えていて初めて到達するものだという感覚があります。集中力ボルテージを高めていく感じ。ボルテージを高めている間はちょっとでも別のことに気をそらしてはならず、そらしたらまた集中力が振り出しに戻るという感覚もあります。

かつて、プロ野球選手の王貞治氏は日本刀を使った素振りによって鍛錬していた、というマンガのような話があります。そんな現実離れした練習方法なんて、本当に意味あったのかなぁなんて思っていましたが、きっとあれは集中力のトレーニングそのものだったのだろう、と今は思います。

前述したような「30分〜1時間かけてようやく到達する集中力」を、バッターボックス上で再現するためにはかなりの鍛錬が必要です。日本刀を使った、下手をすると体を傷つける危険性もあったであろう文字通り「真剣」なトレーニングは、通常の練習の中では到底考えられないような集中力を要したのだと思います。そしてそれが、本番時にも瞬時に集中力を最高潮まで持っていける能力に繋がり、言わずと知れた世界のホームラン王という結果にも結びついたのだろう、と思ってます。

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