今日、料理動画アプリの「クラシル」を見ながら料理をしました。右下に見えている蕎麦です。
時間を測りながら作っていたのですが、かかった時間はだいたい1時間程度。しかし、クラシルのアプリ内に表示されていた目安の完了時間は15分。その差45分。たしかにゆっくり作っていたのですが、それでも4倍以上の時間がかかっていたとは驚きました。
今回は1時間かかってしまいましたが、次回、例えば明日同じメニューを「頑張って急いで作ろう」と思ってもおそらく30分以上はかかるでしょう。下手したら40分くらいかかるかもしれません。「頑張ろう」と思って縮められる時間にはある程度限界があります。
それは、僕自身の料理の「スキル」が低いからです。素材の下準備からカット、盛り付けにいたるまで全ての工程におけるスキルが低いため、それに慣れている人に比べるとどうしても時間はかかってしまいます。今回の経験でいうと、特に「包丁を扱う」場面と、食材の皮を剥いたり、加工しやすくするために茹でたりするといった下準備に時間がかかったように思います。料理に慣れている人なら当たり前にこなせることでも、素人にはなかなか骨の折れる作業です。
例えば何か自分でものをつくりたいと思っても、材料と道具、設計図(もしくはマニュアル)だけでは素人は何も作れません。道具と材料の扱い方が分からないからです。
だから、まず自在にものを作れるようになるには道具の正しい使い方を知り、それを実際に思い通りに使えるようになるということと、必要な材料についてそれを適用できることが必要です。
なので、その位置まで辿り着けていない素人は、まず見よう見まねの状態からスタートし、実際に手を動かしてみることで道具と材料の使い方を学んでいくしかありません。これはどんな世界においても共通する話だと思います。