熱狂の中に飛び込むよりも、熱狂を興そうとしている人たちの中に飛び込もう。

以前聞いた話の中で、こんな言葉がありました。

自分自身を成長させたいなら、熱狂の渦の中に飛び込んでいくよりも、熱狂を興そうとしている人たちの中に飛び込みなさい。

新しく興す事業のフィールドを選んできた経験を経て、改めてすごく良い言葉だなと感じています。事業領域を選ぶ工程において、多くの人はまず伸びている市場を選ぼうとするでしょう。かつてのネットバブル期のように、その市場自体がものすごく大きなパイを持っていた場合は、既に伸びている市場に乗っかるやり方でもそこそこの成功は遂げられたかもしれません。けれど、イノベーションと呼ばれる程の爆発的な市場の伸びを掴むには、周りの人が目をつけ始めてるものにあとから乗っかってももう遅いのです。自分が目をつけた時点では、10人中1〜2人が共感を示すくらいの領域が丁度良いのです。

冒頭の言葉の話に戻すと、既に熱狂(ブーム)が来ている場に身を置くよりも、これから熱狂を興そうとしている人たちが集まっている場に身を置いた方がずっと刺激的であり、当事者意識も強く持つことができ、自分自身を成長させることができます。そしてまさに、焼酎業界はそれに近い状態なのです。現在は、数ある酒類の中でもブームがきている方だとは決して言えませんが、それ故に中の人たちはあの手この手を使ってブームを興そうと取り組んでいます。
仮にこれがブームが来ている状態だった場合、変におごり高ぶった気持ちでいる人たちが少なからずいると思うんです。けれど今の焼酎業界にはそういった人がほとんどいません。特に若い人たちが手を取り合って、少しでも焼酎を広めようと日々活動されています。

こうした空気感の中に揉まれているのはすごく刺激的で幸せだなと思っています。まだブームの波は来ていないけれど、ブーム前夜のような雰囲気をいつも感じています。遠くからうっすらとブームの波が近づいて来ている、そんな事象をところどころで散見します。1年後、いや半年後には既に状況は変わっているかもしれません。とにかく楽しみです。

つぎの日 「フリクションボール」のすごさは、ボールペンの評価基準をがらりと変えてしまったこと。

ランダムな日

まえの日 「大喜利」は知能の贅沢な使い方だと思う。

ランダムな日

loading loading