ゆっくりと話す。

今日はTwitterで流れてきた、孫正義さんの以下の動画を何の気なしに見ていました。

内容ももちろん素晴らしいのですが、それよりも僕が気がついて感心したのは、「孫さんって想像していたよりもずっとゆっくり喋るんだな」ということです。

若い頃の孫さんを側近で見ていた方は、孫さんのことを「まるでスポーツカーの最高速度で公道を走り抜けていくような仕事の進め方をしていた。隣で見ていてヒヤヒヤして仕方がなかった。」という風に表現されているエピソードは有名です。そういった逸話からも、とにかく1分1秒を切り詰めて働き倒すタイプの起業家なんだろうとイメージしていました。なのでこのゆっくりとした喋り方に、なおさらギャップを感じて驚いたのです。

もちろん、普段仕事を進める上ではやはり手早く物事を進めていくのだろうと思います。先日は45分の会談で450億円の出資を引き出したというニュースもありました。しかし、それでもこうしてプレゼンテーションをされるときにはすごくゆっくりと喋る。そして、ただゆっくりと話すだけでなく、間のとり方や語調の強弱の付け方が絶妙に上手くて聞きやすいのです。おそらく、幾度となく人前でのプレゼンテーションを経験されてきた中で、こうしたストーリーテリングな話し方を体得されたのだろうと思います。

と、ここまで感心してしまったのは、僕は自分自身が早口であるというのもありまして。以前自分のプレゼンの動画を見る機会があったときに、「え、自分こんな早口で聞き取りづらい喋り方で普段しゃべってるの…?」とショックを受けたことがあります。それ以来、プレゼンの際にはとにかくゆっくりゆっくりと喋ろうとしているのですが、今回の孫さんの動画を見て、まだまだ人の心に訴えかける喋り方には程遠いなと感じさせられました。ゆっくりゆっくり、間をとりながら…、丁寧に喋るように心がけていこうと思います。

つぎの日 「大喜利」は知能の贅沢な使い方だと思う。

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