先日、鹿児島市内にあるみやま本舗二官橋店という居酒屋で行われた、奄美酒類株式会社主催の「黒糖焼酎を語ろう会」というイベントに参加させていただきました。イベントの主旨はタイトルの通り、鹿児島県民にとっても普段はなかなか馴染みのない(鹿児島県内で売られている焼酎は芋焼酎が大半を占めている)、黒糖焼酎をじっくりと飲みながらその良さについて語ろうというものです。
黒糖焼酎がとれる場所について
まずは改めまして県外の方のために、この黒糖焼酎がとれる徳之島や奄美大島の場所を地図上にてご紹介しておきます。下の図で、上に見えるのが鹿児島県本土、そして下に見えるのが沖縄県です。つまり、ちょうど鹿児島県本土と沖縄県の中間に位置する島々になります。
黒糖焼酎はこの徳之島、奄美大島、喜界島、沖永良部島、与論島で作られています。法律上、これらの島々でしか黒糖焼酎の製造を許可されていないため、大変珍しい種類の焼酎ということになります。
黒糖焼酎の特徴と飲み方
黒糖焼酎は、原料に米麹と黒糖をメインで使用しています。芋焼酎などと比べて臭みがなく、すっきりと飲めるのが特徴です。芋焼酎の場合はお湯割りで飲む飲み方が人気ですが、黒糖焼酎の場合は水割りやロックが合います。また、一緒に合わせることのできる食事の幅が広く、通常の食中酒としてはもちろん、チョコレートなどの甘いものと合わせて飲むのもGOODです。
奄美大島の方は、黒糖焼酎と黒砂糖を合わせて飲むのだとか。笑
今回、色々な種類の黒糖焼酎を飲ませていただいた中で特にインパクトの強かったものはこれ。
「奄美ブラック」という、いかにもイカツイ名前の銘柄ですよね…。実はこれ、ウィスキーを作るときと同じやり方で、樽の中で寝かせる工程を経て作られる焼酎なんです。
見た目もこのように、ウィスキーばりに茶色いんです。笑
(ちなみにこのようにウィスキーが茶色くなるのは、樽の色が付いてしまうからというシンプルな理由らしいです。)
そして、いざ飲んでみると…! これはほぼ、ウィスキーの味に限りなく近い焼酎です。いや、何も言われなければウィスキーだと思ってしまうレベルです。でも、しばらく味わっているとやっぱり後味にうっすらと残る黒糖焼酎の余韻。なかなか今までに味わったことのない風味でした。寝る前に一杯だけぐいっと飲んだら、すごく気持ちよく眠れそうな味と度数です。
おわりに
僕自身、普段口にする焼酎は芋焼酎ばかりで、なかなか黒糖焼酎を飲む機会はないですが、さっぱりとした味わいや水割りに合う飲み方など、これからの暑いシーズンには特にぴったりだなと思いました。まだ飲んだことのないという方は是非、一度飲んでみて下さい!弊社のオフィスにお邪魔していただいた際には、もれなく一杯飲んでいただくこともできます。笑
それでは!