カラオケの「履歴から探す」という機能について

最近、凝り固まった真面目な日記ばかり書いているなぁと思ったので、今日はちょっと力の抜けた話を…。

カラオケの「履歴から探す」って機能あるじゃないですか。あれってめちゃくちゃ便利ですよね。いわゆるUXという言葉を使うなら、あれほどUXに高く貢献している機能もなかなかないと思います。
あの機能がもたらす作用は、アイデアを考えるときのメソッドにも似ているところがあって、結局「ヒントを脳に与える」ことがいかに発想をする上で大事かってことだと思うんですよね。アイデアを考える時に、机に座って「アイデア考えるぞ…!」と思い詰めてもなかなか良いアイデアは出てこないというのはよくある話です。適度に街を散歩してみて外界からの刺激を取り入れたり、辞書を適当に引いてみて出てきた単語から発想したり、他人と会話しながらアイデアを膨らませたり。ブレストなんかはまさにそういった、「ヒントの誘発」を意図的に生み出すために考えられた手法だと思います。

カラオケに行って、「さぁ曲入れるぞ!」って0から考えようとしても、普段からしょっちゅう行っている人じゃない限り、なかなかパッと歌いたい曲なんて出てこないと思います。そこで、とりあえず他人の履歴を見てみることで、頭にちょこっとヒントを与えてみる。アーティスト名だったり、昔流行っていた楽曲のタイトルを見て、 自分の歌いたい曲を思い出すきっかけになる装置として、「履歴から探す」という機能は非常に有効に働きます。

これって、別にカラオケじゃなくて居酒屋だったり、回転寿司にも適用されたら面白いんじゃないかと思います。前に同じ席に座っていたお客さんが頼んでいった注文を見ながら考えるという体験は、ありそうでない。普段居酒屋で注文を頼むときの基準って、だいたいが「なんとなく」の直感で決めてしまうので、もう少しここでもヒントがあればなぁと思っています。居酒屋における「履歴から探す」、どうでしょうか。もうあったりするのかな?あったら是非教えてください。

 

つぎの日 「なんとなく」で始めることの重要性。

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まえの日 「とりあえず3年」の3年は長い。

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