「とりあえず3年」の3年は長い。

新入社員に対するよくあるアドバイスに「とりあえず3年は続けろ」というものがあります。今日日、この議論については散々なされており、いまさら改めてそのアドバイスの是非について書くことはそんなにはありません。

けれど、この2017年3月という1ヶ月間を振り返ってみて「ものすごく濃い1ヶ月だった」という感想から、改めて「とりあえず3年」の”3年”ってすごく長いよなあ、ということを考えます。

テクノロジーの進化は日進月歩で進むなか、その進化のスピードに対する”3年”がすごく長い、というのももちろんありますが、そうした社会情勢やテクノロジーの発達云々を抜きにしても3年という期間は長いと感じます。

これは、僕個人が考える”3年”という期間についての考えです。ですので、僕以外の方は同じ”3年”という期間に対して、「短い」と感じる人もいれば、「長い」と感じる人もいます。時間の経過に対する個人の捉え方はさまざまなので、このようにばらつきがあって当然だと思います。

ところが、「3年は長い」と感じる人と「3年は短い」と感じている人との間では、結果的に現在地からの進歩というものははっきりと差が出てくるんじゃないかと思います。「3年は長い」という前提で日々生きている人と、「3年は短い」という前提で日々生きている人とでは、毎日ちょっとずつ時間に対する認識の違いから生まれる進捗や姿勢にも差が生まれます。これがちょっとずつ積み重なり、実際に3年経ったときには、もう実はかなりの実力差が生まれている、なんてことも起こえるわけです。

そして、この「3年」に対する感覚というのは、矯正することが可能です。「3年は短い」と思い込んでいると、本当にそんな気がしてくるんですね。しかも、そのように思い込んでいると、いい意味でデッドラインに対する焦りがうまれ、成長に対するエンジンにもなります。

仕事における納期も、「とりあえず3年」も、基準よりすこし少なめに見積もるくらいが、成長を促す材料になるのかな、と思います。

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