「天から降ってくる」からの脱却

クリエイターとして優秀かどうかを決めるのは、「引き出しの多さ」だなぁと感じる今日この頃です。例えばデザイナーだったら、一発目に出すモノのクオリティの高さも重要ではありますが、それを否定されたときに二発目・三発目となる代案を即座に出せるかということの方が、より重要だなと思っています。優秀なデザイナーと仕事をすると、三発目・四発目まで来てもほとんど怯むことなくクイックに代案を導いていて、非常に感心させられます。

僕も実装で動きや演出を考える際に、一発目の案は割とすぐに思いついて出せるのですが、それが否定されたときの二発目・三発目になると急に発想が鈍くなってしまうため、課題であると感じています。

数年前に見た布袋寅泰氏の出演動画で、

「ミュージシャンは楽曲を作る時に天から降ってくるのを待っているような感覚じゃダメだと思う。肌を切ると血が湧き出てくるように、ギターを引くと自然にメロディーが湧いてくるのが良いミュージシャン。常に自分自身を音楽の源泉のような状態にしておかなければならない。」

といった主旨のことを話していたのを思い出し、まさに近いニュアンスのことを言っているなと思いました。

僕はこれまで、「天から振ってくる」のを待っているようなアイデアの考え方をしてしまっていたので、少しずつ自分の中で発想法を仕組み化しようと取り組んでいます。
実装演出の例で言うと、僕がこれまで作ってきた実装をパーツ単位に要素分解し、例えば「切り刻む」「斜めに動かす」「タイムリマップをかける」「グリッジ」「色調反転」「リズムを取り入れる」といったワードに落とし込みます。そして、新たにクリエイティブを考えるときは、これらのワードを組み合わせるやり方で考えるようにします。こうすることで、今までよりも新案を考える時につまづきにくくなりました。

チームで企画を考える際にも、メソッドを多く取り入れるようにしています。最近では、オズボーンのチェックリストをホワイトボードに書き出し、種を広げていく手法を実践しています。

「アイデア」や「発想」の仕事になると、どうしても天性のやり方に身を任せてしまいがちですが、他の業務と同様に仕組み化することで成功確率は上がります。まだまだ僕らもやり方を模索している途中ですが、自分に合うやり方を洗練させていきたいと考えています。

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