デスクワークの仕事をしているとすぐに運動不足になってしまうので、最低でも週に1回は1時間ほど時間をとって運動する習慣をつけています。これは創業当初からやってきていて、ジムにいって走ってみたり、自宅で筋トレなどをしてきました。
半年ほど経ってきたところで、そろそろ漫然とただ運動をするのではなく、ある程度運動に関する基礎知識をつけたうえでやってみようと考えるようになりました。特に最近では、筋トレで体づくりをしようと取り組んでいるところなので、Amazonで評価の高かった、石井直方の筋肉まるわかり大辞典なる本を買いました。
内容としては、
・毎日摂るタンパク質の量は、体重×1.5(g)が理想値である。(例えば、体重が70kgの男性なら、105gが理想値)
・筋肉がトレーニングの動きに慣れてしまわないように、一定周期ごとにメニューを変えることが重要
といった、具体的なトレーニングへのアプローチが取りまとめられていました。その中で特に興味深かったトピックとして、
・軽負荷のトレーニングを数多くこなすよりも、高負荷のトレーニングを少ない数でこなした方がずっと効果が高い
というものがありました。わかりやすく言うと、腕力を鍛えるために3kg程度の軽量のダンベルを200回持ち上げたところでほとんど効果は得られなくて、自分にとって持ち上げられるギリギリの重さのものを8回〜15回、やっとのことでやりきれるくらいのトレーニングの方がずっと効果がある、とのことです。オールアウトといって、現在の筋肉の持つポテンシャルのギリギリのラインを攻めることで、初めて変化が表れると。
‥おや、この話は何かに似ているな?と思ったので考えてみると、過去に書いたブログの『1.2 × 1 > 0.8 × 10』という記事とほぼ同じ内容のことを言っていることに気づきました。
スキルセットの範囲内で達成可能な仕事をたくさんこなすよりも大事なのは、今の自分が持っているスキル以上を求められる仕事に常に挑み続けることだと思っています。1の仕事で満足するのではなく、もう一踏ん張りして 1.1、1.2 を求められる仕事をする。ところが、1.2の仕事をすることって、0.8の仕事を10回するよりもずっと難しいんです。
この部分ですね。改めてこの内容を読んでみて補足すると、1.2の仕事をしたときに、その余剰部分である『0.2』が初めて自分にとっての成長部分になる、みたいな感覚です。なので0.8のことをいくらこなしたところで、自分にとってプラスになるはずがないと思うのです。
筋トレと仕事は似ているな、と思ったお話でした。(笑)