よく、「オフィスに遊びに行く」という表現を耳にすることはありませんか?
知り合ったばかりの方や、自社でオフィスを構えた方との会話として、「じゃあ、一度オフィスに遊びに来てよ」という文句はよく使われがちです。ありがちなケースとしては、話の最後に、なんとなく締めるニュアンスで使われる感じですね。スタートアップ界隈(特に渋谷あたり)にいらっしゃる方は、それこそ耳にタコができるくらい聴いているフレーズじゃないでしょうか。
僕らも同様に、事務所を構え始めてから「ぜひオフィスに遊びに来てくださいよ!」と、招き入れる機会が増えたのですが、そこでひとつ疑問が出てきました。それは、「オフィスに遊びに行く」とは、具体的にどういうことをするのか、ということ。
僕らも、おかげさまでさまざまなオフィスに”遊びに”行かせてもらうことがあるのですが、別にそこで遊びはしません。たいてい、近況を報告したり、そこまで接触回数が多くない会社であれば自社について説明させてもらったりと、基本は「話す」だけです。
これは、おそらく僕らに限ったことではなく、ほとんどの「オフィスに遊びに行く」は、「オフィスに話しに行く」なのではないでしょうか?
それに気づいてからは、なんだか「オフィスに遊びに来てください!」というのがちょっと恥ずかしくなってきました。よくあるビジネス紋切り型フレーズのようでこっ恥ずかしいんですよね。
以前、編集者の中川淳一郎さんが「紋切り型のビジネス用語は使わない」と話している記事を読んで、それがずっと頭にひっかかっている、というのもあります。
ビジネスの世界には、定型句みたいなものがあります。オレがよく聞くのは「バタバタしていて連絡が取れませんでした」。おまえは鳥か? 唐揚げにしてやるぞと思う(笑)。よく考えたらナニソレ、と思いませんか。
言葉として最悪だと思うのは「難しい」。「これはちょっと難しいですね」って、聞いたことはありませんか? できるかできないかが、まったく伝わらないじゃないですか。「できません」とハッキリ伝えたほうがはるかに良い。同様に「再考の余地がありますね」もひどい言葉ですよね。
人がよく言うビジネス慣用句や結論を言わないセリフを使うと、バカだと思われるだろうと、自覚しておいたほうが良いと思います。ビジネス上のやりとりで違和感をおぼえる言葉があればメモしておき、それを使わないよう徹底するのがおすすめです。
(強調の解除は下津曲によるもの)
参照:仕事ができる人の習慣を知りたい。編集者・中川淳一郎さんの場合
なので、
今後は「遊びに行く」という表現は控えてみようと思います。別にそれでも支障は全くないと思いますが、どうしてもむずがゆくて気持ち悪い…、それだけの理由です。
「お話をしに来る/行く」か、もしくは本当に遊ぶ、このどちらかにしたいなと。そのために、自宅からジェンガを持ってきました。
ですので、Lucky Brothers & co.の事務所にいらした際には、ぜひジェンガをしたり、ジェンガを囲みながらお話ししましょう。アナログレコードもあるので、そちらを回して遊んでもらっても結構です。ファミコンとかも置いてみようかな。
最近、Wantedlyでの募集も開始したので、ぜひ(マジで)遊びに来てください!
参照:鹿児島で最先端のWebの技術に触れたいフロントエンドエンジニア募集! – 株式会社Lucky Brothers & co.
事務所の場所は以下です。ぜひ、お気をつけてお越しください。
Lucky Brothers & co. (ラッキーブラザーズ)|鹿児島・東京のWeb企画・制作会社