枝葉に注目しすぎると、いとも簡単に根幹を見失う

今朝、いつものように職場である渋谷のコワーキングスペースに到着し、仕事をはじめようかと思っていたときのこと。無いんですね。PCが。普段愛用しているMacBook Airがバッグのいつも入っているスペースに入ってないんです。あるはずのものがないとき、2秒くらい思考が停止してしまうものですね。その後、気付きました「あ、家に忘れてる」と。

僕はこの状況にめちゃくちゃ驚いたんですね。「驚いた」というより、「不思議に思う」という感覚でしょうか。というのも、これまで仕事で使うパソコンを自宅に置き忘れて出社してしまう、なんてことは一度もなかったんです。ただの一度も。だからなおさら驚く。「しまった!」というより、「なんでこうなってしまったんだろう」と、とても不思議に思いました。

まず、考えたのは普段のことについて。いつも、自宅に帰ってから1度以上はバッグから取り出し、なんらかの作業をすることが多いです。それは日報を書いたり、amazonで欲しかった本を買ったりと、内容はさまざまですが、たいていは1度以上机の上に出して扱います。

今日までは「必ず」、その日のうちか、朝家を出るまでの間にパソコンをバッグの中に入れているんですね。そのまま置きっぱなしで出てくることはなかったので、「必ず」です。ただ、「いつバッグの中に入れているか」ということは、正直意識していませんでした。つまり、家で取り出して使ったMacBook Airを再びバッグの中に入れて出社するという行為は、僕のなかで完全に無意識のうちに行っていたと考えてよさそうです。日常の行動で言うと、朝起きて洗顔をしたり、夜寝る前にトイレに行ったり、それくらいのレベルに位置づけされているということですね。なるほど、だんだん分かってきた。

しかも、昨日に限って言えば、翌日に特別に持ち出すものが多かったという要因もあります。ジョギングに必要なタオルや着替え、仕事に使う本など、いつもは持ち出さないものをバッグに詰め込んで出発したので、それに満足し、パソコンにまで注意が及ばなかったのかなと思います。

では、次に同じことを繰り返さないためにはどうすればいいのか。

あれこれ考えましたが、答えはすごくシンプルでした。辿り着いた解決策は「ドアに張り紙をしておく」です。必ず持っていかなければいけない持ち物リストを作って、ドアの前に貼っておく、それだけです。書いておくのは、「パソコン」「定期」「自宅の鍵」「財布」「ハンカチ(特に夏)」などでしょうか。これらをちゃんと持っていることを、ドアを開ける前に一度しっかり確認する機会を設ける。シンプルな手法ですが、効果はありそうです。当面はこれで対策してみようと思います。

簡単に根幹を見失ってしまった

僕は普段、「Omnifocus」という多機能のタスク管理アプリを使ってタスク管理をしています。田島に薦められてから利用しているのですが、とても使いやすく、機能も文句なし。これで、普段の細かいタスク漏れはかなり軽減できていると感じています。

ただ、今回のケースはちょっと違う。そもそもOmnifocusが入っているMacBook Airを忘れてしまっているわけです。もう、こうなるとどうしようもない。なので、家を出る前に一度強制的にアナログで確認する機会を作り出す、という解決策に踏み切ることにしました。

この出来事を抽象化すると、細かいことに着目しすぎるあまり、もっと上位レイヤーにあることを見失ってしまうということの一例とも言えます。着替えや本などの細かい枝葉の持ち物には注意が向いているので忘れませんでしたが、そのもっと上位であり、重要なパソコンを忘れてしまった。

これは、その他の場面でも言えることだと思います。

例えば、枝葉である普段の雑多な業務に追われると、「そもそもなぜこの事業を行っているのか」「自分たちが社会にもたらす価値は何なのか」といった根幹の部分はすぐに忘れてしまいます。自分ではなんとなく刷り込まれているようでも、それは見事に、いとも簡単に忘れてしまう。でも、それは特別なことでもなんでもなく、ごく自然なことだと思います。僕らは人間なので、向けられる意識の数には限りがあります。

だからこそ、ちゃんと日々の中で時間を取って確認する機会を設ける。どれだけ忙しくとも、「なんでいまこれをやってるんだっけ」という根っこの部分に立ち返り、確認すること。その必要性を強く感じる出来事でした。

文責 下津曲(@shimotsu_

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