コワーキングスペースは、「空間」にお金を払っているわけではない。

新たな事務所を構えたことで、いろんな視点が増えました。

事務所を作る前は、渋谷のコワーキングスペースを利用していました。フリー席1人分で月額15,000円程度です。モニタを置いたり、ロッカーや郵便受け等のオプションも付けていましたが、それでも2人で月額40,000円前後。いろんな方に「安っ!」と驚かれることもしばしばありました。

そんなコワーキングスペースから事務所に移って、感じて書いたのが上記のツイートです。

当初(というか使っている間中ずっと)、コワーキングスペースにかかる費用について、”場所代”であるという認識をしていました。僕らが利用していたオプションを除いて、単に「快適なネット環境があって、作業できる場」にお金を払っているんだ、と思っていたんですね。もっと言うと、支払っている金額はまるまる”場所代”であり、それ以外のコストには気づけていませんでした。

けれど、事務所を作ってから気づきました。そう、純粋な「賃料」以外に、目に見えないコストがめちゃくちゃかかっているんです。

例えば、水道・光熱・ネットといった空間として必要なインフラ、掃除にかかるコスト(コワーキングスペースでは、毎日清掃業者が入っていましたが、もちろん今はいません)、印刷コスト(コワーキングスペースのコピー機も有料ですが、そもそも新しい事務所にはコピー機すらありません)、冷蔵庫や電子レンジといった設備、はさみやホッチキスなどの細かな文具(これもコワーキングスペースでは無料貸し出し)、コーヒー代(コワーキングスペースではフリー)…、などなど、挙げればキリがありません。また、賃料を支払うだけでなく、その物件の借り主としての管理も必要です。毎月の支払いや定期的な更新、初期契約など、基本的に自宅の物件とやることは変わりません。

そうして考えると、これらのすべての機能をまるっとアウトソーシングして、かつ月額たったの15,000円って、実はめちゃくちゃ安い。特に都内であればその数倍あってもおかしくありません。

なので、コワーキングスペースは、「インターネットをできる空間」に課金をしているのではなく、「インターネットができて、物件の管理の必要がなく、水道光熱費はタダで、掃除もしなくていい、かつ細かな設備はすでにきっちり備わっていて、仕事をするうえでそれ以外の余計なことを一切やる必要がない、快適な空間」という価値にお金を支払っている、ということなんですね。

オフィスを作ってから、というだいぶ遅いタイミングではありましたが、リアルな体験として学ぶことができました。

この事務所の新設から、「まったく別のものに乗り換えることで、その対象のコスト構造をさまざまな視点から見て理解できる」という経験をしました。事務所新設の一連の流れでいろんなことを学んでいるのですが、これが一番大きな発見かなと思います。

 

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