「仕事を受ける基準」にこそ、会社のスタンスが反映される。

ありがたいことに、いまのところウェブ制作の受託案件については営業をかけずとも依頼をいただくことが多いです。けれど、まだまだ弊社は制作体制の層が十分に厚いとは言えない状態なので、抱えている案件の数やその状況次第では、とても残念ながらお断りさせていただくケースも少なくありません。

そのように、なんらかのルートで制作の依頼をいただくと、弊社でその仕事を受けるべきなのかどうかという点について議論するのですが、その度に、仕事を受ける基準の設け方にこそ、それぞれの制作会社の特色・特徴が表れるなぁと実感します。

たとえば、弊社の場合は新しいお仕事の相談をいただく度、「新しいスキルへチャレンジできる余地があるかどうか」「弊社の得意分野であり、それを十分に活かし、貢献できるか」「チームで動けるかどうか」などといった指標と照らし合わせ、弊社で受けるべきかどうかを話し合い、多角的に判断し、決定することが多いです。

これらの指標は固定するものではなく、会社の規模やフェーズに合わせて追加/削除するなど、運用し、常に最適な指標であるようにしています。なので、上記の指標はあくまで僕らが、いまの段階で定めているものであり、状況が変われば都度見直していくというものです。

これらの指標は、僕らであれば上記のようなものであり、おそらく他の制作会社にも似たような指標、指標とまではいかなくとも優先したいことがあるのだと思います。その優先すべき内容にこそ、会社の特色が表れるような気がします。

例えば、「企画から関われない仕事は請けない」とか、「広告代理店からの仕事は受けない/しか受けない」、「規定の単価を下回る仕事は受けない」などなど、そうした基準はさまざまでしょう。はたまた、「そんな基準なんてない! 来た仕事は全部受ける!」という考えの会社もあるでしょう。

その良し悪しを問うているのではなく、まさにそれ自体が、どんなスタンスで仕事をするのか、どんな哲学/思いを持って仕事をするのか、という思想を色濃く反映するのだと思います。

これはかなり企業理念の捉え方と、浸透のさせ方と似ているなぁと思います。

参照:企業理念を日々の行動に反映させていく。

会社の方針を決めることは「良い悪い」ではなく「どうありたいか」を常に問われるので、その度に頭を悩ませ、けれどもその作業がいちばん楽しくもあるなと思います。

 

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