鹿児島市内には大型ショッピングモールがいくつかあるので、何かを買い求める際にはそこに行くことで大半は解決することができます。ところが、主要の駅から少し離れると、個人で営んでいる店が並んだ街並みがほとんどです。このような街で店舗の情報を得ようとするとき、インターネットで探すよりも人に聞いた方がずっと早いです。そもそも、個人で営んでいるお店に関するネット上にある情報は、住所と電話番号だけだったりするのです。
例えば先日、フィルムカメラで撮りためた写真を現像しようとしたときの話です。まず、ショッピングモール内にあるビックカメラに行き、現像をお願いしようとしました。ところが、ビックカメラの店内ではフィルムカメラの現像は既に請け負っておらず、郵送で現像ラボに発注することになるので数日かかることになるのだと。
僕は待つのも少し億劫に感じたので、別のカメラ屋をインターネットで探してみようと思いました。すると、前述したように、街にあるカメラ屋のインターネット情報はせいぜい電話番号と住所くらい。フィルムカメラの現像をやっているか否かという情報は電話で聞いてみないとわからなかったのです。仕方なく僕は1件1件、店舗に電話をかけて聞いてみました。ところが、5件目、6件目とかけてもなかなかフィルム現像をやってくれるお店がない…。さすがにちょっと疲れてきた僕は、次に電話をかける店舗の方に、「このへんでフィルム現像やってるお店を教えてもらえませんか?」と聞いてみることにしました。すると、親切にそのお店を教えてくれて、更には今いる場所からの行き方であったり、停めやすい駐車場の位置まで丁寧に教えてもらうことができたのです(笑)。
これはほんの一例で、街中の情報はまだまだネット上にまとまっていないので、住んでいる人に聞いてみたほうがずっと早いです。東京では大抵の調べ物はスマホ片手に解決していましたが、地方ではまだまだ人づてネットワークの方が強いなぁと思います。これは鹿児島に戻ってきて最初の1週間で感じたことの1つです。