語調を和らげるクッション言葉は必要か

メールやブログを書いていると、日本語って難しいなぁとつくづく思います。メール文章の作法については、それだけで教本がたくさん出回っているくらい奥の深い領域です。
また、普段業務をしていると、こうしたメール文章だけでなくチャットでのコミュニケーションや口頭でのやりとり1つとっても、その時々で適切な日本語を無意識に、慎重に選んでいると思います。

制作を主体とした業務の場合は、いわゆる「指示する」「指示される」というコミュニケーションが多発します。今回のブログのお題は、こうしたコミュニケーションを図る際にクッション言葉はあったほうが良いのか?という件についてです。僕の実務経験3年間のうち、7割くらいは指示“される”側、つまり制作する側のポジションにいました。その立場の目線から言わせてもらうと、ディレクターが指示する言葉の中に、クッション言葉はできるだけない方が良いと思っています。

クッション言葉というのを具体的に示すと、

・ここ、〜な気がします。
・ここ、〜したほうが良いかもしれません。
・個人的には、〜が良いと思います。

といった言い回しのことを指します。「気がする」「かも」といった言葉をお尻に添えることで、確かに指示の語調を和らげる効果があります。ただし、制作者側からすると、このような言い方でなされるディレクションはむしろ逆効果で、非常に頼りなく感じてしまいます。チームの人員の稼働やクリエイティブの方向性を握っているディレクターは、このようなか細い言葉ではなく、はっきりとした自分の意志とそうすべき理由を添えた言葉を選んで欲しいと思っています。

・ここ、◯◯だから、こっちの方向でいきましょう。
・ここ、◯◯なのはおかしいです。◯◯に変えたほうがより良くなるのでそうしましょう。

いかがでしょうか?より信頼のおけるディレクターの言葉に感じられるかと思います。

…とはいえ、いざ指示“する”側に回ってみると、語調の強い言葉で指示を出すのは結構難しいんですよね。指示に対する自分自身の自信の足りなさであったり、相手との関係性を考慮した結果、どうしても語調を和らげる言葉に逃げてしまいます。ただし、これはあくまで自分のディレクション力の未熟さゆえであり、自然に語調の強い言葉で指示を出せるレベルに達するまで精進する必要があるのだと考えています。

 

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