どうも、下津曲です。
以前のスチーヴのイベントで、松浦弥太郎さんがおっしゃっていたことのなかに「毎週朝7時に何をしているかを大事にしている」という内容がありました。休日である日曜の朝、自分がそのときに何をしているかで自分の状態を把握する手助けになる、と松浦さんはいいます。
言い換えると「日常におけるバロメーター」を意識するということ。僕の場合、このバロメーターにあたるものが「湯船に浸かる」という行動にあたります。
以前、僕が好きで毎週欠かさず聴いているネットラジオ番組の『ハマれないふたり』で、「シャワーにハマれない」という回があったんですね。
この番組はパーソナリティのライターのラリー遠田さんと、プレスラボ代表・梅田さんのトーク番組で、お二人の「ハマれない」ものについて語るという番組です。その回の議題は、「シャワーにハマれるかどうか」というもの。じつはこれ、何を隠そう僕が投稿した「ハマれない」ものの一つです。
この回の終盤で、湯船推奨派ラリーさんが「若者よ、湯船に浸かれ」というんですね。特に、若くて仕事をはじめたばかりでバリバリ働きたい人は、シャワーでサッと身体を洗って済ませがちですが、そういう人こそ「湯船に浸かるべき」だと。
その理由として、「毎日、風呂に入る、という行動が大事」だといいます。編集やライティング、Web制作などのクリエイティブ系の職業の人は、考えようと思えば、いつまででも仕事のことについて考えることができます。つまり、際限がないんですね。
なので、ある程度自分で区切りをつけないとずーっと作業に没頭してしまう。けれど、そういうときほどいいアイデアは降ってこない。そんなとき、なにも考えずゆっくり湯船にでも浸かると、突然アイデアをひらめいたりする。こんな経験をした方もいらっしゃると思います。
これに納得し、それ以来極力湯船に浸かるようになりました。
この、「毎日、湯船に浸かれているか」が自分の生活におけるバロメーターであり、そのときの状況がダイレクトに反映されています。
体調が悪かったり、生活リズムが杜撰になっているときほどシャワーで済ませる傾向があります。逆に、気分がよく、「あぁ、なんか今日もいい感じで終わったな」と思えた日はゆっくり湯船に浸かっていますね。
この、日常におけるバロメーターを意識して生活することが、不調に陥ることを未然に防ぐ手立てになります。みなさんもぜひ、意識して過ごしてみることをオススメします。
text by @shimotsu_