リード(見込み客)・CV(成約率)・LTV(顧客の生涯価値)

ビジネスの世界ではよく、リード・CV・LTVという言葉が用いられます。それぞれを意訳すると、

【リード】
見込み客。まだお金は払っていないけれど、今後サービスを購入してくれる可能性のある人。

【CV】
コンバージョン。見込み客に対して実際にお金を払ってもらい、顧客化までの成約を示す数字。

【LTV】
ライフタイムバリュー。一度顧客になってくれた方が、その後生涯にわたって企業にもたらしてくれる価値。

を指します。これらの数値をかけあわせた数値、「リード×CV×LTV」が会社の売上になるということです。

一般的に、良い商品を生み出している会社ほどLTVの値が大きくなり、経営として良い状態であると言えます。逆にLTVが小さく、リードの部分が大きい状態というのは、毎日ひたすら営業周りをしていたり、新規顧客開拓のためのテレアポをかけまくっていたり、経営状態としてはあまり好ましくないと言えます。

Web制作業界では、月ごとに顧客からの発注があって初めて売上が上がる商売なので、安定性に欠けるビジネスであると言われています。そのため、会社によっては毎月のサイト更新費を別途で請求することで、できるだけLTVを高める施策をやっていたりします。では、Lucky Brothers & co.ではどうなのかというと、サイトの更新費を頂くお仕事は今のところゼロです。そういったご提案をすることもほとんどありません。その代わりに、1つ1つの案件を100%満足していただける形で納品することに全てのエネルギーを注いでいます。野球的に言うと、「置きに行く」ようなお仕事はしない、ということです。
…と書いていて、これはメソッドでもノウハウでもなんでもないな、ということを思ってしまいましたが(笑)、実は仕事のやり方として最も基本的なところに忠実にやっていて、それが上手くいっているだけなんじゃないかな、と最近感じています。

というのも、最近いただくお仕事のお客様の割合は、7割方リピータのお客様であるためです。残りの3割で頂いている新規のお客様からのお仕事も、高い確率で2件目以降のお仕事をいただけています。この循環を繰り返しているうちに、どんどんと案件の依頼が増え、最近では手が回らなくなっている…というのが嬉しい悩みです。(最近、Wantedlyに求人広告も出したので気になる方は是非ご覧ください。)
固定収入を得るための細かい施策や、地道な営業活動もやっていませんが、とにかく目の前のお客様を満足させることに集中していたら、現在すごく良い形で回せてきています。このやり方は、今後も大事なポリシーとして持ち続けていきたいと思っています。

つぎの日 「コミュニケーションの総量の減少」は、コミュニケーション不全の第一歩である。

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まえの日 「オフィスに遊びに行く」の正解がわからない。

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