東京から移住し、2週間経って気づいたこと。

今日、こんなツイートをみました。今日は、このツイートを見て考えたことについて書いてみようかなと。

「生活のたのしみ展」は、糸井重里さんが主宰するほぼ日が企画したイベントです。詳しくは記事を読んでいただきたいと思うのですが、これを見たとき、率直に「あっ、行けそうにないな」と思いました。まだ東京を離れて2週間ちょっとですが、それでも「東京のイベント」に対する心理的距離感が、実際に東京に住んでいたときとは離れていることを実感したんですね。

それはすごくシンプルな話で、いま気軽に行ける距離にいないからです。東京-鹿児島間という、飛行機に乗ればいける距離に住んでいるとはいえ、「仕事帰りにふらっと寄る」みたいなノリで訪れるのは難しい。

だから「あー、このイベントは行けないなー」と素直に感じたのですが、この、直感というか、率直な感覚がすごく新鮮だったというか、おもしろいなと感じたんですね。「あー、こういう感じになるんだ」と。

もちろん、弊社の方針としては、2拠点で営業を行なうため、東京へ行くことはあるでしょう。打ち合わせや、必ず参加したい東京でのイベントがあるときなど、そういう場合はもちろん出向いていきます。それは会社としての意向です。

けれど、今日みた「生活のたのしみ展」くらいの、「ぜっったいに行きたいとまではいかないが、近くで開催されていたらふらっと寄ってみたい」くらいの温度感のイベントだと、これまでとは見方が全然違ってくるなあと。例えば、「SNSで場所限らずコミュニケーションをとる人がたくさんいるので、遠くに住んでいてもあまりそういう実感は湧かないのではないだろうか」みたいなことも少しは考えていましたが、そうはならず、やっぱり物理的に離れているなりに心理的距離感も生まれるのだなと認識しました。

とはいえ、個人的にはこれを「東京との距離感が遠ざかった」とネガティブに捉えてはおらず、すごく新鮮な機微であり、むしろ今自分に起こっているこの変化を楽しんでいます。また、SNSを通じて地方にいるからこそ捉えられる東京の雰囲気や、変化も次第にわかるようになるはず、そう思っています。

まだ移住をしはじめて2週間程度しか経っていないのですが、それでもびっくりするくらい様々な変化を感じていて、すごく新鮮な日々です。

「いまの時代、ネットがあるから住む場所なんて関係ない。どこにいたって同じだ」という意見について、少なくとも自分ははっきりとNOを言えます。実際に移動したからこそわかるそういう”実感”を、日々大切にしていきたいと思います。


 

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