興味を発掘する習慣

ここ2ヶ月ほど、個人的に実践している習慣がある。それは今風にいうとライフハックのようなものかもしれない。ずばり、表題のように常に新しい興味を発掘するための習慣である。

いきなり大風呂敷を広げてしまったが、何か特別なアプローチがあるわけではない。やっていることは非常にシンプルで、まずは「自分が今興味のあることを書き出す時間を作る」ことを始めた。おおよそ2日に一回のペースで、寝る前に15分ほどの時間を確保し、なんとなく試してみたいと思っている技術分野や、調べてみたい領域をバーっとノートに書き出してみる。これだけのことなのだが、「書き出す」行為のもたらす効果はとても大きいと感じている。

これまで、興味関心は天から降ってくるようなものだと思っていた。しかし実際に天から降ってきたとしても、しばらく時間が経つと忘れてしまうケースも多く、「時間が経って忘れるようなことであれば、そもそもあまり興味がなかったことなんだ」とありがちな言い訳をして誤魔化していた。そんな調子で、ここ2〜3年ほどは新しい領域へ飛び込む機会が少なかったように思う。

そのことに対する危機感もあり、上記のように興味のあるネタをとにかく書き出すことを始めたわけだが、そこで終わりではない。1〜2週間ほどかけてネタを書き出しストックした後、次は実践のフェーズに移る。具体的には、書き溜めたネタの中からドラフト会議のようなことを行うのだ。1〜2週間もあれば、その間に思いついた興味のネタは数十に及ぶ。その質は玉石混交で、きらりと光るものもあれば、時間を経て見返してみると非常にくだらないものもある。その冷静な判断を得るためにも、寝かせる期間は有用なのである。

そうして数ある中から選ばれた優秀な興味のネタを、今度は実際に試してみる。具体的にはそのことに関する勉強、調査、技術的な実装、などである。この実践フェーズも1〜2週間で終えられるクイックな作業ボリュームであることが望ましい。あまり長期的なプランを組んでしまうと心理的負荷になってしまうというのもあるが、おおよその興味は1〜2週間もトライアル的にやってみれば割と見通しがつくものだからだ。トライアル体験を経て、より深ぼってみようとなる場合もあれば、一旦興味が落ち着く場合もある。そのときの状況に応じて次のアクションを考える。この繰り返し。

そんなわけでここ2週間はトライアル的にBlenderを学んでいる。3Dのモデル制作は全く携わってこなかったので新鮮で楽しい。このルーティンは心地よいのでもうしばらく続けてみたい。

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