instagramのストーリーを初めて使ってみた

instagram自体は好きなのですが、最近流行っているストーリー機能は一度も使ったことがなかった。
せっかく写真を良い感じに撮ってフィルターも選んで投稿するのだから、24時間で消えちゃうなんてもったいなくない?という貧乏性な考えがあったためです。

ところが今日ふと、「やっぱり若者の間で流行っているものは一通り遊んでおかないとダメだよな」と思い(こういうところから少しずつ若者とのギャップを感じ始めるこの頃)、使ってみることにしました。

いざ使ってみると、想像しているものよりも違った点がいくつか見られました。
例えばまず、指で書くことのできる落書き機能について。これは、実際に指の操作をもとにお絵かきができる機能をWebで実装したことがあるので特によくわかるのですが、ああいうのって指の軌跡をそのまま線として表示させるだけでは気持ち良い書き心地にならないんです。
線がギクシャクしてしまったり、そもそも現在書いている場所が指で隠れて書きにくかったり。
その点、ストーリーではベジェ曲線をうまく使って滑らかな筆跡になるように調整されていたり、ちょっと遅れて線が書かれるようにすることで指で隠れないように工夫されていたりすることがわかります。こうした実装面でもすごく勉強になる。

また、instagramのストーリーには自分の投稿を「誰が見たか」というのがわかるようになっています。mixi時代を知っているインターネットユーザなら分かるかと思いますが、これっていわゆるmixiの足跡機能と一緒なんです。
最近のSNSでは足跡的な機能を持つものが少ないため、この体験が意外と新鮮。instagramの通常の投稿には「誰が見たか」がわかる機能は備わっていないので、これだけでもストーリーに投稿するメリットになっています。

こうしたことに気づいて、「あぁなるほど、こういった細かい配慮があるからこそ、これだけ多くの若い人が使っているんだな」と気付かされます。そして何より、24時間経ったら投稿が消えてしまうという刹那的なコンセプト。これが何より今の若者のコミュニケーションの気分を最も反映しているのでしょう。

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