読書はその後のアクションに結びつかないと意味が無いとはっきりわかったので、面倒だけど読書ノートをつけるようになった。億劫なんだけど、読み終えた後に重要な点を振り返りながら、メモに残すと意外なほど記憶に定着する。そしてまた定期的に振り返る。これの繰り返し。
— 下津曲 浩 (@shimotsu_) August 16, 2017
僕はブクログというウェブサービスを活用して、読書の記録を付けるようにしているのですが、ふとブクログの「本棚(読んだ本/積んでいる本を管理するページ)」を見ると、最近読んだ本でも意外に内容を覚えていなかったりします。なかにはレビュー欄に、読んだ本の所感を書いたり、重要だと思ったところをメモったりする本もあるのですが、それでもあまり定着していないように感じていました。
乱暴に解釈すると、読んだ内容をあまり覚えていないということは、「読んでいない」ということに等しいとも言えると思います。特に、小説や図鑑といった直接仕事に結びつきそうなジャンルの本以外の、専門書やノウハウ本の類いは、読んで得た情報を、なんらかの形で「知識」に変換し、それ以降につなげていかないと意味がありません。
そんな悩みをうっすら抱えたまま、読んでいた2冊の本にずばり解決策っぽいものが書いてあったので、まさにそれを採用することにしました。その2冊とは『死ぬほど読書』と『神・時間術』という本。どちらもバリバリ売れているベストセラーで、それを惜しげもなくブログに書くのは少し恥ずかしい気もしますが、気にしません。
その方法は、「読んだ本で感銘を受けた箇所は、本のなかでマーキングし、読後に改めて紙に書き出す」、「読んだ本の内容は3項目でメモをとる」というもの。ペンを手に取ってノートに書き写す作業が面倒なのですが、これが意外に効きます。最低二度はその内容を目にすることになりますし、声に出して読みながら書くとより定着は進むんじゃないかと思います。5感を使うと人間はよく覚えると言いますが、まさしくそのとおりだなと実感することができます。
「本を読むけどすぐ忘れる」という悩みを抱えている方にはぜひ試してもらいたい方法です。紙とペン、200円で実践できます。
要は、インプット→アウトプットの方法、質に問題があったということなのですが、ただアウトプットすればいいわけではなく、ちゃんと意味のあるアウトプットを心がけないと、それはただ「やっている風」でしかない、ということを肝に命じておきたいです。